狂犬、ではなく仔犬【今日から俺は】

・12 ページ12

その力が緩んだ隙にその男の元を離れて猛くんに抱きつく


すると、デレッと笑って私の肩を抱く


相良｢Aちゃん、行こっか〜♡
今日はぁ、フルーツパフェが出たらしいからパフェのお店行かない？｣


A｢うん！いくぅ〜！｣


相良｢いこっかぁ〜♡｣


｢おい待てよ｣


相良｢あ"ぁん？｣


話をさえぎられて不機嫌そうに振り向く猛くん


｢おめぇ、開久の相良だろ
開久のNo.2が、そんな女に絆されて…

みっともねぇなぁ！｣


ガバガバと笑う男に何かが切れたであろう猛くん


相良｢んだとてめぇ！！
てめぇごときがAをそんな女呼ばわりしてんじゃねぇそゴラァ！！！
Aちゃんはなぁ、言葉に表せられねぇほどいい女だぞゴラァ！｣


A｢え、怒るとこそこ？｣


つい声に出ましたけど


相良｢Aちゃん、ちょーっとだけ待っててね？
俺、こいつのことケチャケチャにしてやるからさ！｣


A｢うん！
こんな奴、ボッコボコにして、パフェだよ？｣


相良｢女の子がそんな言葉使っちゃ行けませんっ！
めっ！｣


A｢めっ！｣


頑張ってね！と可愛く言って少し離れる


猛くんに喧嘩を売ったやつは一発KO


弱っ


いや、弱っ


まじよっわ！！


A｢猛くん！かっこいい〜！｣


相良｢ホントにぃ〜！
嬉しぃ〜！｣


A｢あとで、パフェあーんしてあげるね？♡｣


相良｢んもぉ、何それ嬉しぃ〜！♡
元気でるぅ〜！｣


A｢猛くんったら、かわいぃ〜！♡｣


相良｢Aちゃんの方が可愛よォ〜！♡｣


A｢きゃーっ！♡｣









｢(…僕どうすればいいんだろ…)｣

・13→←・11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す