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しかし……重い。
ここだけ重力が大きくなっているかのように重い。
「よしつねこう、ここがおおひろまですよ！」
「ここに皆さん勢揃い、というわけか」
いざ襖を開けると、大広間にいた全員の視線がこちらへ向く。
その目は……死んでいた。
そこには当然あいつらもいて。
……ん？
「薄緑はいないのか？ 」
報告書によれば全振り揃ってはいる、という話だったが。
おかしい。
「君に教える道理はないかな」
「……？ ああ、薄緑の兄もいたか」
「そうやって薄緑と呼んで義経の真似をしてるんだろうけど、僕には通用しないよ」
「うーん……俺はもう兄弟喧嘩なんてごめんなんだけど。あんなことして何にもいいことなかっただろ？ 」
「そんなこと！」
ああ、やっぱり馬が合わない。
別に嫌いじゃないんだけど、話が噛み合わなかったからな。
それに似たのか？
「はぁ……前の審神者ってやつ？ 首ぶっ飛ばしたいんだけど」
「何を言ってるんだい」
「だって、薄緑がここにいないってことは、起き上がれないんだろ？ 今剣」
「……そうです。めもあけてくれないんです」
「で、見た感じ、奥の方にいる岩融、お前もボロボロじゃねえか。俺の愛刀と相棒をこんなにして、生きていられる方がおかしいだろ！」
あー、今だけは怒りを抑えきれない。
ありえないだろ、こんなの。
「お前も何かこじらせてるし。ここ、みんなの心がバラバラじゃねえか」
「君に何が分かるんだい」
「分からない。来たばかりだからな。ただ、この場に今剣、薄緑、岩融。こいつらが揃って笑ってないのが気に食わない。俺の刀だけじゃない。みんなだ。お前らも、そうじゃないのかよ……」
「なかないでください……ぼくまでかなしくなります」
そりゃこんなの見たら泣きたくもなるよ。
戦なんて団体行動なんだからさ。
その前に、ここは集団生活の場だろ？
チームワークって、一番大事なものなんじゃないか？
「薄緑のところにいきましょう！」
「今剣が連れて行ってくれるのか？ 」
「よしつねこうがこんなにないてるのに、だれもうごかないんです。もう、らちがあきませんよ！」
「今剣も強くなったな」
「とうぜんです！」
未だ俺を不信感なのか敵対心か、睨んでいる薄緑の兄(髭切というらしい)の横を抜けて、薄緑の様子を見に行った。
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レイ - １５の清光と安定の言い合いで「ブス」が「プス」になってますよ。 (2018年1月13日 11時) (
レス) id: 7754c42f3b (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い！！！ - 凄く面白いです！他の作品の更新も頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月4日 13時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
Chokominto(プロフ) - 山姥さん» ご指摘ありがとうございます。直しておきます。 (2017年8月8日 20時) (レス) id: 442c127b0e (このIDを非表示/違反報告)
山姥 - 34の江雪が降雪になってますよ (2017年8月6日 23時) (レス) id: cacb1e1985 (このIDを非表示/違反報告)
Chokominto(プロフ) - マイスヤさん» とんでもないミスをしていました。ご指摘ありがとうございます。すぐ書き直させていただきます。 (2017年6月17日 10時) (レス) id: 442c127b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chokominto | 作者ホームページ：https://twitter.com/Kotomi5103_song
作成日時：2017年1月23日 15時
