ぼくらの日常２

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光side

今日は大ちゃんと二人でサッカーをしてたんだけど、
大ちゃんが見てない時にボールを蹴ってしまった。

光＞危ないっ！

大貴＞…わっ、

…ボスッ、

光＞…大ちゃん！

大きく浮き上がったボールが頭にぶつかってしまって、地面に蹲ってしまった大ちゃん。

光＞…どうしよ、

雄也＞…ここで待ってろ、動くなよ。

あまり話したことはないけど、焦って助けを求めたら
薮さんを呼びに行ってくれた。

大貴＞…いてて、

光＞ちょっと、動いちゃダメだよ！

大貴＞…大丈夫だよ、

なんて言い合ってたら、向こうから薮さんの声が聞こ
えてきてどっと力が抜けた。

宏太＞大ちゃん、光！大丈夫？

光＞薮さん！大ちゃんが目を離してる時に俺がボール
を蹴っちゃって、

宏太＞そっか。大ちゃん、どこ痛い？

大貴＞このへん、

宏太＞あ〜…。そんなに腫れてはないけど…中入って
冷やそっか。

大貴＞分かった。

宏太＞光、大ちゃん見ててくれてありがとね。でも、
蹴る時はちゃんと相手が見てるか確認してからね？

光＞…ごめんなさい、

宏太＞うん、危ないことしたって分かってるならもう
大丈夫。落ち込まなくていいよ。…さ、中入ろう。

光＞…うん。

薮さんと一緒に、大ちゃんを支えて中に戻る。薮さん
はキッチンから大きな保冷剤を持ってきた。

宏太＞これでぶつけた所冷やしてね。もし気分悪いな
って思ったりしたらすぐ教えて？

大貴＞分かった。

心配でずっとそばに居たけど、体調が悪そうな感じは
なくて。

大貴＞ねぇ、大丈夫？

光＞え？…あ、うん。

いつの間にか立場が逆になって大ちゃんに心配される
始末。

大貴＞向こう戻ってなよ、一人で大丈夫だよ？

光＞いや、でも…。

大貴＞大丈夫だから。涼ちゃん待ってるよ？

光＞…分かった。何かあったらすぐ呼んでね。

大貴＞はいはーい。

大広間に行くと、涼ちゃんにまで「ひか悲しいの？」
と心配させてしまった。

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