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慧side
宏太>じゃあ涼ちゃん、お顔洗ってうがいしておいで。二人も一緒に着いていってあげてほしいな。
裕翔>分かった。涼ちゃん、行こっか。
布団を掃除する薮さんの代わりに、涼ちゃんを洗面所
に連れて行く。
涼介>…つめたぃ、…。
裕翔>冷たいねぇ、お湯にしようか。
涼介>…ん、あったかくなった…!
お湯で顔と手を洗ってうがいをすると、すっきりした
みたい。こっちを見上げて、何か言いたげな様子。
涼介>…おなかすいた。
裕翔>えっ⁈
慧>お腹すいたの?
涼介>うん。
お腹が空くってことは、変な病気とかじゃないのかも。
さっきまで辛そうで心配だったから、ちょっと安心。
裕翔>薮さ〜ん、涼ちゃんお腹すいたって。
宏太>本当に?お腹すいたの?
涼介>…アイス…。
宏太>アイス食べたいの?分かった。でも今日は寒い
から、少しだけだよ。ちょっと待っててね。
キッチンから戻ってきた薮さんが持つお盆の上には、
ガラスの器に入ったバニラアイスが三つ。
宏太>はい、これ涼ちゃん。二人もたくさん手伝って
くれたから、ご褒美ね。…みんなには内緒だよ。
もし誰かに見つかっても、薮さんはきっとその子にも
あげるんだろうけど、ちょっとした特別感が嬉しい。
涼介>んふ、つめたぁい。
慧>アイスだもんね、冷たいね笑。
涼ちゃんはアイスをちょぴっと掬っては口に運んでる。すっごく時間はかかりそうだけど、嬉しそう。
涼介>美味しいねぇ。
裕翔>ふふ、美味しいね。
宏太>美味しいか、よかった。この調子なら心配なさ
そうだね。
夕方には元気になってて、夕飯の支度を手伝う俺たち
にちょこちょこ着いてきて。
涼介>りょうも、まぜまぜしたい…。
宏太>涼ちゃんもやりたいの?う〜んでも、まだ背が
届かないから難しいかなぁ。
涼介>…そっかぁ…。
しょぼん…っていう効果音が聞こえてきそうなくらい
落ち込んだ顔になっちゃった涼ちゃん。
光>向こうのテーブルの所に持って行けば、出来るん
じゃない?
宏太>あぁ、そうだね。じゃあ涼ちゃん、持って行く
から向こうで待ってて?
涼介>うん!
ぱあっと笑顔になって駆けていく姿が可愛かった。
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ぶっち - 薮さんの体調不良をお願いしたいです!コメント気づいてくださって良かったです!お願いします! (3月27日 22時) (レス) id: d1efca445c (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ぶっちさん» ぶっちさん!お返事とても遅くなってしまって本当にごめんなさい😭 ここでも全然大丈夫です!もし今でも覚えていらっしゃったら、ぜひ送っていただけますと嬉しいです。なぜか通知が来なくて三ヶ月近くも気づかなくて本当にごめんなさい!🙇♀️ (3月15日 7時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっち - ましゅまろまでと言われているのにごめんなさい...ダメなら全然大丈夫ですので、お返事頂けますでしょうか。本当にごめんなさい!よろしくお願いいたします。これからも更新たのしみにしています! (12月31日 21時) (レス) id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっち - コメント失礼します。いつも楽しく作品拝見させていただいています。感想はましゅまろまでとのことだったのですが、Twitterをやっていないのでましゅまろが使えないんです....お話案などをお伝えしたいのですがここでもよろしいですか? (12月31日 21時) (レス) @page7 id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2023年12月24日 21時