12 ページ2
雄也side
雄也>…さっむ、
気づいたらもう12月、さすがに寒い。だからと言って
部屋の中でぬくぬく過ごす気はさらさらないけど。
雄也>…よいしょ。
今日もまた、いつものように裏庭でネットサーフィン
に没頭する。
…ドサッ、
>…大ちゃん!
何かが落ちるような音と、焦ったような声がした後、
いつも聞こえていた庭で騒ぐ声が聞こえなくなった。
雄也>えっ…?
なんとなく気になって覗いてみると、右足を押さえて
地面に倒れてる奴と、その横で呆然としてる奴がいた。
光>…あ、ねぇ、どうしよう、
雄也>…え、
今までの俺だったら、何もせずここを去ってた。でも
なぜか今日は、あの時の言葉が頭をよぎった。
宏太≫一人で対処出来ないって思ったら、放棄するん
じゃなくて、俺を呼びにきて欲しかったな。
ここで俺が見て見ぬ振りをしたら、あの時と同じこと
になる。あんな風に怒られるのは、もうごめんだ。
雄也>…ここで待ってろ、動くなよ。
光>…う、うん、わかった。
中に入ると、キッチンで昼飯を作ってる後ろ姿。でも
なんて言えばいいのか分からなくて、言葉に詰まる。
宏太>ん?…おぉ、雄也。どうした、なんかあった?
雄也>…ぃや、えっ、…と、
宏太>うん、ゆっくりでいいよ。外、なんかおかしい?
手を止めて、目の前にしゃがんで視線を合わされて、
思わず目を逸らす。…でも、ここまで来たんだ。
雄也>…たぶん、怪我してる…あ、いや…俺じゃない、
自分が思ってるより焦ってるのか、言葉がうまく出て
こない。
宏太>ん、誰か怪我してる?雄也は大丈夫なのね。
それでも、俺の言いたいことを汲み取ってくれて。
雄也>…頭、たぶん、
宏太>そっか、大ちゃんか光かな。どこにいるかだけ
教えてくれる?
雄也>…いつも俺がいる所のすぐそば、
宏太>よし、分かった。もう大丈夫だからね。教えて
くれてありがとう。
今から外に出る気にはなれなくて、自分の部屋に戻る
ことにした。
290人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぶっち - 薮さんの体調不良をお願いしたいです!コメント気づいてくださって良かったです!お願いします! (3月27日 22時) (レス) id: d1efca445c (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ぶっちさん» ぶっちさん!お返事とても遅くなってしまって本当にごめんなさい😭 ここでも全然大丈夫です!もし今でも覚えていらっしゃったら、ぜひ送っていただけますと嬉しいです。なぜか通知が来なくて三ヶ月近くも気づかなくて本当にごめんなさい!🙇♀️ (3月15日 7時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっち - ましゅまろまでと言われているのにごめんなさい...ダメなら全然大丈夫ですので、お返事頂けますでしょうか。本当にごめんなさい!よろしくお願いいたします。これからも更新たのしみにしています! (12月31日 21時) (レス) id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっち - コメント失礼します。いつも楽しく作品拝見させていただいています。感想はましゅまろまでとのことだったのですが、Twitterをやっていないのでましゅまろが使えないんです....お話案などをお伝えしたいのですがここでもよろしいですか? (12月31日 21時) (レス) @page7 id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aki | 作成日時:2023年12月24日 21時