ぼくらの日常

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光side

いつもこの時間は大ちゃんと外で遊んでるんだけど、
涼ちゃんが俺の膝の上で寝ちゃったから動けないや。

大貴＞光く〜…ん、今日は行けないか笑。

光＞うん、ごめんね。

大貴＞ううん。光くんと居ると、安心するんだね。

光＞そうだと嬉しいなぁ。

大貴＞きっと、そうだよ。

大ちゃんは優しい笑顔を浮かべながら、俺の膝の上で
眠る涼ちゃんの白くてもちもちなほっぺを撫でる。

光＞大ちゃんってさ、凄いよね。

大貴＞…？なんで？

光＞だって大ちゃんはさ、涼ちゃんの言いたいことが
なんでも分かっちゃうんだもん。

大貴＞そうかなぁ、たまたまだよ笑。

なんて二人で静かに話してたら、もぞもぞ動き出した
涼ちゃん。

光＞ん、起きた？おはよう。

涼介＞…ん〜…。

大貴＞ふふっ、ぽわぽわしてるね。

涼介＞んん…、

光＞おれ喉乾いちゃったな〜。

大貴＞俺も〜。

光＞涼ちゃんもお茶飲む？

みんなで一緒に、ってニュアンスを込めて伝えると。

涼介＞…りょう、も…。

光＞分かった、持ってくるね。ちょっと待ってて？

ずいぶん眠かったみたいで、二時間くらい水分補給が
できてなかったから、飲むって言ってくれてよかった。

光＞涼ちゃんどうぞ〜、こっち大ちゃんね。

大貴＞ありがとう〜。

涼介＞…ありがとう、

ごくごく飲み干した後「ぷは…」って息継ぎするのが
可愛くて、思わず笑っちゃった。

涼介＞…ん、？

光＞ふふっ、なんでもないよ。そういえば涼ちゃん、
もう元気そうだね。

涼介＞りょう、元気だよ…？

大貴＞そっかそっか笑。

ぽかんとした顔でこっちを見る涼ちゃん。涼ちゃんは
自分の不調に気付きにくいタイプなのかな。

宏太＞お、起きた？

光＞うん、もう元気みたい。

宏太＞そっか、よかった。

考えてみれば、最近よく俺にくっついて離れなかった
のは、無意識のサインだったのかも。薮さんにあとで
伝えておかなきゃね。


_story７fin.

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