ぼくらの日常

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大貴side

大貴＞はい、裕翔。

裕翔＞ありがとう。

今日はみんなが朝ご飯を食べ始めてしばらくしても、
涼ちゃんと光くんは大広間に顔を出さなくて。

大貴＞ねぇ、涼ちゃんと光くんは？

宏太＞涼介がちょっと調子悪いみたいでね。向こうで
一緒に居てくれてるんだ。

大貴＞そうなんだ。

涼ちゃんは光くんに一番心を開いてるみたいだから、
薮さんも光くんに任せようって判断したのかな。

宏太＞…お、ちょっと落ち着いた？

しばらくすると、光くんと涼ちゃんが大広間に戻って
きた。

光＞いや…なんかね、涼ちゃん身体ちょっと熱いなと
思って。さっきまで泣いちゃってたからかもだけど。

宏太＞本当？涼ちゃんごめんね、触るよ〜…本当だ、
ちょっと熱いね。

確かにいつもよりほんのちょっとだけど、しんどそう
な表情をしてる涼ちゃん。

宏太＞涼ちゃん、しんどいところある？

涼介＞…ない、

宏太＞そっか。食欲はどう？朝ごはん食べられる？

涼介＞…、

多分食べたくないんだと思うんだけど、「嫌だ」って
はっきり口に出すと怒られるって思っちゃうのかも。

大貴＞お腹空いてないんじゃない？

宏太＞そっか。じゃあ、またお腹空いたら教えてね。
光は朝ごはん食べるよね？

光＞うん！

宏太＞はーい、じゃあ準備するね。

涼ちゃんは光くんの背中に抱きついたまま離れない。
誰かに触れてる方が、安心するのかな。

大貴＞ごちそうさまでした。

宏太＞はーい。お皿持ってきてね！

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