JUMP's TREE

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慧side

慧＞いただきま〜す。

涼介＞いただきます、

今日は忙しくてお昼ご飯を食べる時間がなかったから
凄くお腹が空いてて、美味しそうなご飯にテンション
が上がる。

慧＞ん〜、キャベツとろっとろ。美味しい〜。

光＞ほんと？よかった〜。

ロールキャベツが美味しくて、自分でもびっくりする
くらいのスピードで夕飯を食べ終えた。

慧＞あ〜、お腹いっぱい。動けない〜。

光＞急いで食べるからだよ、ちょっとゆっくりしてな。

慧＞そうする〜。

ふと隣にいる涼ちゃんに視線を移すと、お箸を持った
まま俯いてた。寝ちゃったのかな？

慧＞涼ちゃん？眠いの？

涼介＞…あっ…。…いや、

慧＞ごめんごめん、びっくりさせちゃったね。

肩に手を置いて顔を覗き込むとビクッと肩を揺らした
涼ちゃん。その直後、椅子の上でぎゅっと丸くなって
お腹を押さえ始めた。

慧＞…涼ちゃん？お腹痛いの？大丈夫？

涼介＞…大丈夫、です…。…ごめんなさいっ、

そう言うと、ダイニングを出て行った涼ちゃん。どう
したんだろう…？

＞涼ちゃん？

慧＞あ、大ちゃん。

涼ちゃんと廊下ですれ違ったらしい大ちゃんがやって
来た。

大貴＞これ以上は見逃せないな…。

慧＞涼ちゃん、どうかしたの？

大貴＞ここ最近、体調が良くないみたい。心の方から
きてるんだろうと思うんだけど、何を聞いても教えて
くれなくて。

慧＞そうなんだ。

大貴＞うん。それでしばらく様子を見ようと思ってた
んだけど…もうそろそろ限界かな。

慧＞そっか。俺にもできることがあったら言って？

大貴＞うん、ありがとう。でも、とりあえずは二人で
話してみるね。

慧＞うん、それがいいよ。

大貴＞うん。じゃあ行ってきます。

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