JUMP's TREE

おでかけ ページ20

侑李side

仕事で遅くに帰ってきて一人で夕食を食べていると、
お風呂から上がったらしい裕翔くんに会った。

裕翔＞お疲れさま。ちょっといいかな？

侑李＞ん？どうしたの？

裕翔くんがここに来て二ヶ月ほどが過ぎ、僕らもタメ
口で話す仲になったんだよね。

裕翔＞明日のお昼って空いてる？

侑李＞明日は…空いてるよ。

裕翔＞あ、空いてる？もし良ければなんだけど、一緒
に出かけられたらな〜と思ってて。

侑李＞どこか行きたいところあるの？

裕翔＞うん、知り合いに勧められたんだけどね。

侑李＞いいじゃん、行こう。

裕翔＞ほんと⁈ ありがとう〜！

侑李＞僕で良ければいつでも。

裕翔＞嬉しいな。…あ、ごはんの邪魔してごめんね。
おやすみなさ〜い。

侑李＞うん、おやすみ〜。

カレンダーに予定を追加しながら、何をするんだろう
と考えを巡らせる。

侑李＞まぁいっか、楽しそうだし。

夕食を終えて、お風呂に入ってから布団に潜った。

・

侑李＞ふわぁ…。

カーテンの隙間から差し込む光を感じて目が覚める。

侑李＞おはようございま〜す。

光＞おはよう、ご飯出来てるよ。

ダイニングに降りると、お味噌汁のいい匂いがした。

侑李＞今日は裕翔くんと出かけてくるので、お昼ご飯
は大丈夫です。

光＞おっ、どっちから誘ったの？

侑李＞裕翔くんから。

光＞そうなんだ、いいね。初めてじゃない？

侑李＞はい、初めてです。

涼介＞…あ、俺も。

侑李＞涼介も？

涼介＞うん、裕翔くんがちぃと遊びに行くけど一緒に
どう？って誘ってくれた。

侑李＞そうだったんだ。

光＞いいじゃん、三人で行ってらっしゃい。

そんなこんなで、裕翔くんと涼介との三人で出かける
ことになった。

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