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ページ44

侑李side

日も落ちてきて辺りが暗くなってくる。交流会もそろ
そろお開きかな。

宏太>みんな〜、集合〜!

薮さんの声に砂浜や海に散り散りになってたみんなが
集まってくる。

慧>それなに?バケツ?

宏太>バレたか。…じゃーん!

薮さんが満足気な顔で抱えてるバケツの中には、夏と
いえば…な「あれ」があった。

大貴>おぉ、花火!

裕翔>こんな大きい花火セット、初めて見たかも。

宏太>せっかくだし、やれたらなぁと思って。ここ、
花火禁止じゃないよね?

雄也>うん。打ち上げはダメだけど、手持ちならOK
だよ。ゴミは各自持って帰る決まりになってる。

裕翔>花火なんて久々だ〜。

定番の手持ち花火がたくさん入った花火セットから、
早速気に入ったのを手に取る。

雄也>ろうそくここにあるから順番にね。

大貴>涼ちゃんおいで!

涼介>いいんですか?…おぉ〜、綺麗…!

白い砂浜に、鮮やかな花火の色が映える。

大貴>あっつ!

雄也>ちょ、火傷しないでね?

大貴>大丈夫大丈夫、ごめん笑。

慧>これなに、初めて見た。

侑李>色変わるんだ、凄い。

宏太>線香花火いく?

光>え、早くない?こっちまだ色々あるよ。

侑李>あ、ゆう…

少し離れた所にいた裕翔くんに声を掛けようとしたら
人差し指を唇にあてた裕翔くん。その左手には、彼の
仕事道具で、趣味でもあるカメラ。

大貴>綺麗だね。

涼介>うん、綺麗…。

裕翔くんは涼介の視界に入らないように、涼介の斜め
後方あたりをキープしてる。思い出を形に残したい彼
の、涼介を怖がらせないための配慮だね。

シュゥッ…

あっという間に最後の一本が燃え尽きる。バケツの水
の中に落とすと独特の音をたてて吸い込まれていった。

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aki(プロフ) - SnowJUMPさん» 感想ありがとうございます…!気に入っていただけて何よりです☺️ (2022年12月25日 21時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
SnowJUMP(プロフ) - 書いてくださりありがとうございました!めちゃくちゃ良かったです! (2022年12月25日 17時) (レス) id: b39df022db (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ちくわ。さん» お返事、順番前後してしまいすみません!先日、リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ぎょうさん» お返事遅くなりすみません…!先日、リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - SnowJUMPさん» お返事遅くなりすみません…!先日リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aki | 作成日時:2022年4月30日 22時

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