JUMP's TREE

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光side

光＞…出来た。

宏太＞お、いいね。

光＞でしょ？

俺は海に入るより、こうやって浜辺で絵を描いてる方
が好きなんだよね。

宏太＞はしゃいでんなぁ。みんな、どこにそんな体力
あったんだ？笑

向こうで楽しそうにはしゃいでるみんなを、しみじみ
と眺める薮。

涼介＞薮さーん！

薮＞おっ、涼介ー！…ははっ。

こっちを振り返った涼ちゃんと、手を振り合った薮。

宏太＞楽しそうで安心したな〜。

光＞うん、そうだね。

ずっと涼ちゃんをすぐ近くで見守ってきた薮にとって
今日のことは忘れられない出来事になるんだろうな。

雄也＞ねぇねぇ、お皿並べるのとか手伝ってもらって
もいいかな？

光＞もちろんもちろん！

宏太＞おっけ〜。

海の家でお昼ご飯を作ってくれてた雄也くんに呼ばれて、配膳を手伝うことに。

宏太＞うわっ、美味そう〜。

光＞美味しそうだね〜。料理出来るって知らなかった。

紙皿とお箸を並べていると、熱々の焼きそばが載った
ホットプレートを持って出てきた雄也くん。

雄也＞いやほんと焼きそばくらいしか作れない…。笑
いつものご飯には全然及ばないと思うけど大丈夫かな。

光＞そんなことないよ！

雄也＞だといいな。飲み物持ってくる。

光＞はーい。

雄也くんのご飯を食べるのは初めてに近い気がする。
食べるの楽しみだなぁ。

宏太＞そろそろみんな呼んでくる？

雄也＞あ、お願いしま〜す。

宏太＞は〜い。

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