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山田side

急にパニックになった伊野尾ちゃんには驚いたけど、声を掛けていたらなんとか落ち着けたみたい。

スタッフ>…あのぅ、すみません。ストックの都合上
出来れば今からロケを続けたいんですが…

山田>伊野尾ちゃん、どう?ロケできそう?

伊野尾>…わかんない…けど…頑張る…。

山田>そっか。じゃあ、やりましょう。ただ少し休憩
を多めに取りながらでもいいですか?

スタッフ>わかりました。

伊野尾>…ごめん…。

山田>謝ることないよ。のんびりやろう?

すぐにでも終わらせて休ませてあげたいんだけど、そういうわけにもいかないらしい。でも、妥協案として休憩を多く取ることを提案したら承諾してくれた。

伊野尾>…やまだっ…。

山田>苦しくなってきちゃった?大丈夫だからね。
すみません、少し休憩ください。

スタッフ>分かりました、無理言ってすみません。

伊野尾>…ごめんなさいっ…。

伊野尾ちゃんは、不安が強いのか何度か苦しくなってしまったりもしたけど、なんとかロケを最後まで進めることが出来た。

スタッフ>お疲れ様でした。無理言って本当に申し訳
ありませんでした。

ロケバスに乗り込むとすぐ、スタッフさんが謝りに来てくれた。

伊野尾>…いえ、俺が悪いんです…。

山田>伊野尾ちゃんは何も悪くないよ?むしろ、ここ
まで頑張ってくれてありがとうね。

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作者名:aki | 作成日時:2021年9月4日 12時

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