麦わら帽子の君に【ONE PIECE】 (ページ8)

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7話ページ8

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ル「お前すっげぇ良い奴じゃん!!｣

『......え』

ル「それだけじゃいけねぇのか？
仲間になる理由｣

きょとんとした表情をこちらに向ける

初対面の私でもこの人達は
悪い海賊じゃないって分かるけど.....

どうしても昔を思い出して
信じる事が怖くなってしまう

ル「なーなー仲間になれよ～」

『.......親殺し』

ナ「？」

『昔私はそう呼ばれていたの殺したのは
私じゃない違うって言っても優しかった周りも
手のひらを返す様に離れてった
だから人を簡単に信じられないタチなの』

『だから....っ
「なんだー!! そんな事で悩んでたのか!!」...っ!!』

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深刻そうに話す私と真逆に
彼は笑っていた

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『何がおかしいのよ!!
そんな事って簡単に言わないで!! 信じてた人達に
無実なのに嫌われて見捨てられて!!
私の気持ちなんて君に分かるわけない!!』

ル「分からねぇけどよこの船にいる奴らは
絶対に裏切らねぇそれだけは分かるぞ!!」ﾆｺｯ

「っ........」

周りを見渡すと麦わらの少年同様に
私に笑顔を向ける一味

笑顔の中心に私がいるからか
どこか暖かくて心地よい

今まで人との仲を拒絶していて
冷たくなった心を溶かされる気分だ

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