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―事の始まり― ページ2
‐Aside‐
私は10歳の頃、親に棄てられた...理由など分からない単純に育てられなくなったのかもしれない。それとも私の事嫌いなのかもしれない。
ただ、言えることは...家族も家も無くなった事だ。
??「あら...貴女どうしたの？」
宛もなく歩いていたら、1人の女性が話し掛けてくれた優しそうな笑顔の女性...
A「お家...帰れないの、ママもパパもAが要らないって...」
私は、必死にそれを伝えることで手一杯だった。
その現実を受け止めるのは10歳の私にとっては難しい事だし...受け止めたくなかった。
??「あら...それなら私の家にこない？」
女性は優しい笑顔のまま、私を抱きしめてそう言ってくれた。
その言葉は、私を救ってくれた母さんは私の恩人だ感謝してる...それと、兄さん達にも。
他人の私を本当の妹のように可愛がってくれた。
それが、どれほど私を救ってくれたか...
特に、おそ松兄さんは特別かわいがってくれた。
六つ子の中で１番親しみやすかったし、大好きだった。なのに...こんな事になるなんて...
私は一線を超えた、そりゃ血は繋がって無くても家族は家族だ、おそ松兄さんは兄で私は妹...
なのに、私は恋してしまったんだ...
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作者名：桎梏 | 作成日時：2017年5月18日 7時
