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ym side
hk「中原の遺体をロッカーに運ぶ時、床に携帯が落ちてたんだよ。後でみんなに言おうと思って一時的に自分が持ってようって思ってた。それでその携帯を拾った姿を高木に見られてた。それで。なかなか拾ったことを言い出せなくて、今更言っても怪しまれると思って…それで２人で隠そうって話になって…。それから、色々楽しくなっちゃって、中原のフリしてメールしたり、中原の遺体を移動させたのもおれたち。」
tk「みんなが驚いたり、いがみ合ったり…そんなお前達が見たかったんだよ。」
正直、中原の遺体を移動させたのは有岡くんだと思ってた。そうか。君たちだったのか。
hk「でも、別にこれ犯罪じゃねぇだろ？ただのいたずらっつーか。」
yb「それでも十分だろ！」
kt「中原殺したのも君たちだったりしてぇ、」
hk「それとこれとはちがう！」
yb「言い逃れしてんじゃねぇよ！」
hk「中原はなんも関係ねぇんだよ。あるとしたらお前らだろ！何でもかんでも押し付けてきて、」
確か2人は仲よかったはず。でも、そんなの関係なしに薮くんの胸ぐらを掴む八乙女くんは怒りに狂ったような顔をしていた。
hk「裏口のくせに優越感振りかざしてんじゃねぇよ！ずっと我慢してたんだよ。いっつもパシリにされて、いっつも好き放題イジられてすこしぐらい楽しませろよ！」
yb「それで中原殺してないって証拠にはなんねぇよ！」
ym「いや、中原殺した犯人は別にいる。なぜなら、中原は携帯が盗まれることを事前に予測して映像を残すことなんてできないなら」
ar「携帯が見つかったのはただの偶然だった、」
ym「そう。だから2人が中原を殺した犯人とは言い切れない。」
hk「でも…本当ごめなさい。ごめんなさい。ごめんなさいっ！」
うっすらと涙を浮かべて深々と謝る彼
どんなにみんなを嫌ってたって結局は大好きなんだって思っちゃうんだ。みんな謎の奴ら。
kt「もぉ、食べよ？食べて全部忘れよぉぉ、」
cn「食べるか寝るかどっちかにしてよ。」
知念くんもだいぶ笑顔が増えた。
数時間前の出来事なのにな。
yb「疑いが晴れたわけじゃない。でも、俺も同じだから」
yt「またうやむやですね。」
kt「うやむやでいいじゃん。」
in「よし。準備再開すっか」
明日、文化祭が終われば。
この遺体ともおさらばだ。
わかったよ。犯人が。
亀山くんの水槽に敷き詰められている小石
その下に埋まっていた あの写真が今回の犯人だ。
File.55
続く (更新停止中)
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作者名：梅茶 | 作者ホームページ：http://伊野ちゃん革命
作成日時：2017年8月23日 16時
