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ym side
確かに、中島くんの携帯の中にはあの動画が入っていた。
それもかなりの高画質で。
ym「この動画コマ送りで34分23秒のところで止められる？」
yt「ここかな？あ、亀山くん。」
中山が飼っていた亀の亀山
でも、なんで？
あ、まさか。
外はもう真っ暗
教室内は可愛いおばけ達が暴れていた。
tk「ちがう。全然怖くない。もっと人間味のない動きしてよ」
yb「そんな無茶言うなよぉ。てか、人間味のない動きってなんだよ」
kt「ねぇー休憩にしない？食べ物とか買ってきたんだけどさぁ、」
cn「ほんと？ぼくクリームパンがいい」
kt「おれは焼きそばパンだからね！あ、ひとり三百円ね」
yb「金取んのかよ」
わちゃわちゃ岡本くんの周りに人が集まる。
そして、携帯がピコンとなる。
中原賢治じゃあ、おれ甘いパンがいいな
yb「また、中原かよ。あまいぱんがいい、か」
そしてまた通知音
中原賢治コーヒーは微糖がいいな
ym「あれぇ？さがしもの？」
明らかに動きがおかしい八乙女くん。
教卓の下の箱をガサゴソと探る彼はとても怪しかった。
ym「もしかしてこれのこと？」
hk「しらない。」
ym「しらないわけないじゃん」
hk「しらないって言ってんだろ！」
おれの手元には中原の黒い携帯
きっと彼はこれを探していた。
yb「ん？どうかした？」
ym「これ。中原の携帯が亀山くんの餌箱から出てきた。メールしたのはおれ。亀山くんの餌係だった八乙女くんが何も知らないわけないよね？」
in「高木。助けてやれよ。」
tk「なんでおれが？」
cn「ずっと見てたから。２人が目配せしてるの」
ar「確かに交代で使ってればバレないよね。中原の映像の中に亀山くんが紛れた。まさか携帯電話にたどり着くとは思わなかった。」
tk「ふぅーん。」
yb「いや。ふぅーん。じゃねぇよ。結局誰が犯人なんだよ」
hk「ごめなさい。俺たち２人で…メールした。ごめんなさい、本当に。」
tk「だからやめよって言っただろ。そろそろやばいって。」
hk「なんだよそれ。自分が1番楽しんでたくせに！」
高木くんだったのは意外だった。
普段からそこまで喋らないし何考えるかよくわかんないしそう言うことには手出さなそうだし
どんどんみんな変わってく。
File.54 メール
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作者名：梅茶 | 作者ホームページ：http://伊野ちゃん革命
作成日時：2017年8月23日 16時
