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ym side
ar「まぁ、そんな感じでもう学校なんてどうでもいいやぁ。ってなったわけ。それが不登校になった理由。それで三年になって初めて登校した日に偶然中原が殺された。まぁ？そのタイミングじゃおれが疑われてもしょうがないよね。
おれだよ？おれが殺した。っふ、あははぁ、はははぁぁぁ！！…嘘に決まってんじゃん。確かにあの時はムカついたけどぉ、殺してないよ？」
こんなこと考えるのは何回目だか忘れたけど
結局みんな彼奴には殺意湧いてんだよ。
誰が殺してても可笑しくないんだよ。
yb「そんなの信じられっかよ」
hk「おっかしぃ。なんでそんな嘘つくんだよ」
ar「なんで？…っんなのわっかんねぇよ！こういう性格なんだよ。おっかしいんだよ！」
hk「やめろよ。お前だろ！お前が犯人だ！」
tk「そぉーだそぉーだ。ははっ」
cn「お前もう良い加減消えろよ！」
こんな簡単に可笑しくなれるんだな。
こんな簡単に崩れるんだな。
こんな簡単に信頼ってなくなるんだな。
普段は思わないことを思う。
可笑しなぐらいみんな壊れてった。
in「大ちゃんはやってない！」
hk「もう自白しただろ！」
in「あれは嘘だって言ってんだろ！」
hk「そんなの信じられねぇよ！」
in「べつに、殺してても良い。それでも、おれは大ちゃんを守る」
伊野尾の有岡を見る目。それは何か特別に見えた。何があっても守ると誓った綺麗な目が羨ましく感じた。
in「おれは、大ちゃんが好き」
ar「ありがと。」
やっぱり彼はよくわからない。
自由奔放でテキトーなくせに、なんでこんなに優しいんだろう。
in「ちねん。おれのこと心配しててくれてありがと。ずっと、大ちゃんのことで頭がいっぱいで…すごい冷たくした。ごめん。」
cn「謝らないでよ。僕もわかるから。その気持ち。……僕だって！僕だって……いのちゃんのこと……。…怪我させてごめん。」
in「うん。ごめん。」
kt「もぉ！仲直りの握手！」
そう。このクラスに穏やかな時間なんてないみたいだ。仲直りの握手ぐらいさせてあげなよ。
hk「いやいや。なんか良い雰囲気になってるけど全然有岡怪しいから！」
yb「さっきので俄然怪しくなったよなぁ。」
tk「中原に殴られて不登校とか動機として成り立つかもねぇ。」
hk「違うだったらここで潔白だって証明しろよ？」
ar「やってないのに、証明しろって言われてもねぇ。それにもっと疑うべき生徒は他にいるし」
File.51 すき
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作者名：梅茶 | 作者ホームページ：http://伊野ちゃん革命
作成日時：2017年8月23日 16時
