１７，穿たれたスパイダーネットII ページ18
プロの世界は常に椅子取りゲーム。
組織には哲学が存在し、そこで生き残る術は多数。
嘆き苦しみ死んでいくか、
適応し生存するか、
——————はたまた自分色に染め上げるか。
絵心《と、いうことで第１試合終了時点のランキング発表といこうか。
試合は世界中のサッカークラブオーナーの監視下にあり、試合毎に入札制度にかけられる》
——————“
“
『つまりは“自分の価値”をアピールしたもん勝ち』
蜂楽「にゃるほど、どっちみち勝てってコトね」
絵心《そして、お前らの葛藤と戦いの全てがリアルタイムショーだ》
このコンテンツのサブスク登録者は8000万人超え。
尚、試合以外の映像も全世界に配信される。
(※編集して配信するためプライベートは守られる)
絵心《喜べ、才能の原石共よ。
今、“
どんな手を使ってでも、己の価値を証明せよ。
絵心《あ、ちなみにAちゃんのファンもいるよ》
『え、私⁉︎⁉︎』
絵心《てなわけでよろしくー》
『ちょ、絵心ちゃん⁉︎‼︎』
—————————
ーロッカールームー
潔「(結果は残せた。でも、評価はまだまだ下の方……)」
海外選手を除く、上位２３名が自動的にU-20日本代表のメンバーになる。
雷市「俺も潔みたいにエコひいき出場させてほしいぜ」
潔「別に俺だって頼んだワケじゃねーし……」
氷織「そやで、アレは潔くんのゴールが引っ張ってきたチャンスやろ」
雷市「……わーったよ、認めるよ」
雪宮「いや、俺は認めないよ」
いつもの温厚な雪宮とはどこか違う。
発言も行動も“らしくない”。
雪宮「俺はしない。
あんなパスで“良い気”にはならない」
潔「良い気になってねーよ。
自分の非力は痛感してるつもりだっつーの」
雪宮「アシストなんてセコいんだよ、やり方が」
その言葉に、堪忍袋の尾が切れた。
—————————
『(なんか、言い合いしてる……？)』
ロッカールームの前を通りかかったAが、異変を感じてそっと入室した。
１８，穿たれたスパイダーネットIII→←１６，穿たれたスパイダーネットI
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネムノキ(プロフ) - 神乃木琉依さん» コメントありがとうございます！読み返してくださっていると聞いて、とても嬉しいです♪これからもよろしくお願いします！ (4月21日 22時) (
レス) @page20 id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
神乃木琉依(プロフ) - とても面白くて定期的に1から読み返してます！更新、楽しみにしています！ (4月17日 0時) (レス) id: 7e584092a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネムノキ | 作成日時：2024年2月3日 14時
