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朝はみんなで雑炊を食べた。
やさしい味がして、おかわりしてしまった。
潔父「次はどこ行くか決まってるの?」
『ええ、次は千葉県に行きます』
世一「ちなみに誰?」
『世一くんがよ〜く知ってる人』
世一「俺?」
『これから向かいますって連絡入れようかなって思ってるんだけど、一緒にする?』
世一「いいの?」
————————————
『もしもし……おはようございます。
“
?《Aーっ‼︎‼︎》
世一「この声……もしかして蜂楽?」
蜂楽《あにゃ?もしかしてその声は潔?》
世一「おう!元気にしてるか?」
蜂楽《もっちろん♪
てゆーか、なんでAの携帯から潔の声がするわけ?》
『実は……』
潔家に来た事情について簡潔に説明すると、蜂楽がとても羨ましそうな声を出した。
蜂楽《ええ〜……いいなぁ潔。
A、潔に変なことされてない?》
世一「お前は俺をなんだと思ってんだよ……」
蜂楽《DJ百面相ストライカー》
『フッwww』
世一「笑わないでよ!」
蜂楽《で、なんでAは俺に電話してくれたの?》
そう聞かれたので、本題の話について説明した。
蜂楽《じゃあ、俺のとこもその本人証明書が発送不可でこれから届けに来るってこと……?》
『うん、本人に直接渡してって言わ』
蜂楽《やったーっ‼︎‼︎‼︎
もちろん俺のとこにも泊まってくよね♪》
『いやいや、そこまではしないよ』
蜂楽《……なんで潔は良くて、俺はダメなの?》
『世一くんの件は、たまたまご両親が宿泊を了承してくださったからで……』
蜂楽《じゃあ、俺も親が認めてくれたらいい?》
『うーん……でも迷惑になっちゃうから』
蜂楽《ちょっと待って!聞いて来る‼︎‼︎‼︎》
ブツッ、と勢いよく切れた電話。
世一とAは顔を見合わせて苦笑いしながら再び手元の携帯を見た。
世一「A、蜂楽に変なことされたらすぐ連絡しろよ」
『廻くんいい子だから大丈夫だよ』
世一「……俺は?」
『?』
世一「俺も、いい子デスカ……?」
『もしかしてヤキモチ?』
世一「……」
『えいっ』
世一「ひゃっ」
忘れた頃に首に触れられびっくりする世一だったが、触れた手が少し熱を取り戻していたことに安心した。
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ネムノキ(プロフ) - ????さん» 素敵なコメントありがとうございます!そのお言葉が今後の励みに繋がります📣これからもぜひ、青バサを楽しんでください✨ (12月31日 17時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
????(プロフ) - 連載開始1周年おめでとうございます!これからも楽しみに待ってます!! (12月31日 17時) (レス) @page1 id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネムノキ | 作成日時:2023年12月30日 22時