男 or 女

30 隆二side ページ31

うわ…今の反則…








俺にプレミアムロールを渡したA
しかもちょっと顔悪いから
儚いかんじの笑顔？



うん、可愛いと思うが…
俺の感覚おかしいんかな？



Aか……なんか嫌だ…
マジで本名知りたい
どうしよう…キラキラネームだったら…



今日、なんかすげー調子悪そうだな。
顔悪すぎ…あ、顔色悪すぎ



生理か？
妹いるから、その辺は、大丈夫ですけど？
妹も腹痛いって言ってるし。
しかも、めっちゃ機嫌悪い。
Aさん、我慢してんのかな。




あ、また…いなくなった。



いなくなると無性に心配になるな…
目の届くところにいてくんねーかな…。





一緒に来てもいいのにな…。



.





A『お疲れ様でした』

ボイトレ終了とともにAが戻って来た…
ロボットみたいな顔して…
さっきの笑顔、どこに置いてきた？



A『このまま帰りますか？』


さっきのマジで動画撮りたいんだけど



A『ジム寄ります？』



ジム寄ったら、誰かに捕まりそうだしな…
明日レコーディングだし…



A『聞いてますか？』



あ！？今の可愛い！！
首コテンってなった！！


A『おーい！』

『はーい』

A『どうするんですか？』

『Aさんは、今日終わり？』



２人で飯でも…あ、無理か、腹痛いもんな
また今度にするか…俺の担当多いし。



A『終わりです』

『じゃ、帰るか』






マンション前に止まった車



A『お疲れ様でした。明日は、10時に迎えに来ます』



なんで、駐車場に行かないんだ？
同じマンションだろ？




A『……降りないんですか？』

『同じマンションだし、駐車場から一緒に帰る』

A『はい？』

『面倒じゃん？だから俺が最後の時は、まっすぐ駐車場でいいよ』




いや、無理とか言ってるAさんを無視して
無理言って駐車場から一緒に歩きマンションに入る
だって女の子が1人で夜道とか危ないでしょ。



Aさんの家は、俺の家の13階下



A『お、お疲れ様でした』

『お疲れさま』



エレベーターを降りたAさん…







本名…誰か知ってんのかな？






健ちゃん、知ってたりしてww

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