うさぎとライオン

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『 お前、覚えてないやろなー 』



「 何をー？ 」




『 やっぱりか 』





ケラケラとへんな笑い声を出したのは、魚屋のけんじろー。

皐月から連絡が来てサーモンを買ってきてという要望に応えて、魚屋に寄り道した。





私の昨日男連れ事件を聞いた健ちゃんは、
ケラケラ笑って、ことの真相を話した。








監督と臣先生は、私達の一個後輩で。
監督は隣町の人だと教えてくれた。





健二郎
『 そうやなー。どっから話そか？ 』



A
「 なにもったいぶってんの？キモっ。」



健二郎
『 なんやて！？ 』



A
「 簡単に言うとうちら顔見知りってことでしょ？ 」



健二郎
『 簡単に言い過ぎやて。俺を褒めて欲しいもんやなー。』



A
「 なんでよ？ 」



健二郎
『 俺がおったから年下からちょっかい出されなかったろ？ 』



A
「 は？意味不明なんですが。 」



健二郎
『 ま、ええ、ええ、、、そうかー。あいつも大人になったなー。』









サクになったサーモンを丁寧に包み、袋に入れてくれた健ちゃんは、『 頑張ってな！青春最高！ 』と謎に拳を築き上げた。









皐月のカフェに向かうと、クローズと看板に出ているのに笑い声が聞こえた。









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