バツ恋３ (ページ3)

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？？？side

元……夫婦か……。

あの泣きじゃくりＯＬは、
やっぱり問題児だったってわけか。

消印なしの茶封筒は怖いからな。
あの古狸め。

わしの手元には
一丁前の厚さのファイル。

“ 機密事項 ”

そう書かれたファイルの1枚目。

その機密事項の文字の重さは
平社員には重すぎる。

元夫婦。

そしてバツイチの情報。

「こんなの知りたくもねー…… 」

“ やり方は任せる ”

最終的にこの文字が頭に浮かんだ。

えーー、、まず１つ。

どちらもイケメン、イケ女。
下の下のわしが色仕掛けでなんとかなるようなタマでもない。

そもそも
女には興味がない。←これ重要な。

そしてもう１つ。

「清掃員の1人がどうやって社長達に近づけと？」

これ。
秘書ならまだしも
清掃員。しかもアルバイト。

なんで邪魔したいんだろうなー。

見守ってるだけでよくね？
ダメなの？

ほら……
並んで歩いてるだけで
幸せそうじゃん。

世の中、いやになるよなー。

はぁーーーー、、、

これならポツンと一軒家の方がよかったかな。

ほんと、、世の中間違ってることだらけだぜ。

『俺ら、、、、やり直さない？』

『 …………考えとく、って言ったでしょ、、、』

……うんって言っとけや。

頷くだけでいいんだよ。
それだけ。

それだけでいいんだ。

後々めんどくさくなるんだから。

すれ違い際に聞こえた声に
わしが頷いちまったじゃねーか。

『俺本気だからっ！！！』

『、、、、わかったからっ！静かにしてよ！』

でかい声に思わず振り向くと
抱きしめあってる2人が目についた。

…………あー、、、めんどくせ、、、、。

．