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Aside
『 ……可愛いな。』
「 ……うん。」
『 ガッツ石松か猿って良く聞くけど、だなって思った。 』
「 そうだね。」
保育器の中で眠ってる赤ちゃんは
まるで天使。
ギュッと握られた小さな拳は、小さい。
.
.
2人で赤ちゃんを眺める日が来るなんて思ってなかった。
.
“ うん、特に成長途中の部分はないようだから……、、あれ?パパはどこに行きました? ”
お医者さんは隆二と今子さんの旦那さんと間違えたみたいで苦笑いを浮かべた。
NICUを出て病室へ向かうと
賑やかな声が聞こえた。
今子さんを囲うようにいる岩田夫妻、今子さんのご両親、旦那さんのご両親、そして……天使の隆くんと天使達、、、、そしてもう一家族がいた。
先生、ベビーベットもやって来て小さな病室は窮屈な環境になった。
隆二
『 ……なんかすごいな……。』
A
「 ……うん、、 」
今子さんに抱きつこうとする天使が2人。
その天使達を止める今子さんの旦那さん。
初めてみる奥さんの方は、今子さんの労をねぎらうように泣いて喜んで、その奥さんの旦那さんは奥さんをあやしながらも、今子さんの旦那さんに喝を入れて
今子さん夫婦のご両親は、運ばれて来た赤ちゃんに釘ずけで
岩子夫婦もその中に混じって、笑みを浮かべた。
家族の団欒を邪魔しちゃいけないと思って私と隆二は、一足先に帰ることを決めた。
今子さんに声をかけると疲れ果ててる顔をしてるけど
嬉しそうに微笑んで、“ 今度遊びに来てね ” と私に声をかけてくれた。
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kota(プロフ) - 待ってましたよ(*≧∀≦) 短編でその後の二人のラブラブ書いて欲しいです。これからも楽しみにしています。 (2021年1月15日 0時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛色 | 作成日時:2020年1月13日 13時