バツ恋２

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Aside








企画部に入り、誰もいない企画室で
私は自分の机の上を見てまた顔が緩んだ。








「 もう……、、、」








小さな箱の中には
詰め込まれたバラの花。
所謂、フラワーボックスが１つ。

そしてメッセージカードが一枚。








“ にやけないで仕事してね ”









綺麗な文字で書かれた私の今の状況と









“ これからも愛させて ”









彼の願望……？









奥底にしまってあった私の感情は
徐々に浮上しつつある……
いや、もう……浮上したかな……









初めて隆二の前でぼろぼろ泣いて
全てを話して、自分勝手な判断で

どんなに悔やんでも悔やみきれない状況だった私は、土曜日にたまたま会った人にさらけ出され、私の現状はあれよあれよと変わった。








……今子さんに一応報告した方がいいよね。
慣れないラインを開き今子さんを……って私聞いてないじゃん。


そんなわけで失礼を承知の上、
岩田専務に伝言のラインを送るとすぐに返信が来た。









一連の流れを終えて自分のデスクに突っ伏した……









「 だめだ……顔が維持できない…… 」









．









『 …………何してんだ？ 』









．








頭上から声がして
顔をあげるとスマホを横に持った臣さんが
怪訝な顔をのぞかせた。









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