バツ恋２

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Aside









ここまで自分の気持ちをさらけ出したことは、初めてだった。




それでも、私の隣に座った今子さんは
うんうんと話を聞いてくれた。


アドバイスとかが欲しいわけじゃない
ただ聞いて欲しかった。









「 ……私、、心の中ではあの人は、離婚しないと思ってたのかもしれません…… 」









私を離さないでいてくれる。
この関係はずっと続くと思ってた。









「 ……なのに、、、わかったの一言だったんです。」








眉を下げて、少し泣きそうな顔をしただけの隆二は
その一言を言って、離婚届にサインをした。









「 ……引き止めてくれる、、、そう思ってたんです。」









今思えば、気の迷いだってわかってるから。
つらくて辛くて……私は逃げたんだ…。

隆二のとなりにいるのはつらくて……









「 ……真っ直ぐな人で、辛かった…… 」









それでも追われる仕事に
全てを忘れて毎日をこなしてきた。









「 なのに……また出会ってしまったんです…… 」









とてもキラキラして見えた。
自分の夢を叶えていて……









「 私が近くにいない方がいいと実感しました。」









隆二は毎日光に包まれて
私は、毎日闇を彷徨ってた。









「 這い上がるのは、難しいですね…… 」









自分でもわかってるの……。

隆二が社内を歩くたびに色めき立つ周りに
狙ってるとか隙あらば〜とか、、
そんな声に、自分の中が







もっと闇に包まれていくことに……









「 わたしっ、、、まだ、、、、っ、、、、」









両手を顔に押し付けると
背中がじんわりと暖かくなり
今子さんが背中を撫でてくれたことを知った……









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