バツ恋２

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隆二side









離婚してから
俺の仕事は、トントン拍子でうまくいった。


スポンサーもすぐに見つかって……


瞬く間に俺は自分の会社を設けた。
一心不乱に働いて、、、









“ また倒れるぞ。”









この台詞を聞いて、俺は、すぐに意識をなくしたように眠る。









そんな毎日だった。







眼が覚めると、Aがいるんじゃないか、


離婚したなんて現実じゃないんじゃないか、









そんなことが脳裏に浮かんでは
現実を叩きつけられた日々だった。









そして今現在……

やっと吹っ切れかけたのに
突如、俺の前に現れたA。


そして、知ってしまったAの過去。
全部俺の為にしてくれたこと。









自分のまっすぐな性格をものすごく恨むわけで。









Aの些細な変化を俺が汲み取ることができたのなら、こうなってないはず。









夢よりも現実を見るだろうな……俺は。
気づけなかったばっかりに……









寝転んだベットは、1人で寝るには大きすぎたベット。







“ キングサイズのベットでふかふかの布団に包まりたい ”






そう言って無邪気に笑うAの顔が買うときも浮かんだんだ。









そして今も……。









手を伸ばせばいるんじゃないかと


眼を閉じて、手を伸ばしても


触れたのは、冷え切った冷たいシーツ。









そして指先に触れたスマホ。









．









．









．









再確認した自分の気持ち。







真っ直ぐな性格を恨むより……







その性格を誇りに思うことにしよう。








俺には、それしかない。









．

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