バツ恋

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Aside









………………





………………








……やっぱり誰かに見られてる気がする。






私の “ 雑務 ” は、
パソコンと睨めっこするだけになって。

わたしが席を立とうとすれば
仕切り越しに見えていた周りの社員達からは
一斉にこちらを見る。






『 お、もう飯行く？ 』



「 ……いいですかね？ 」





“ “ “ “ もちろんっ！！ 行ってきて！！ ” ” ” ”







そんなわけで社食……も
ものすごい視線のせいで
居づらくて、オミさんと会社近くの
定食屋へとやって来たのだ。









『 LDHが仕事頼んで来ねーかな。』



「 どうでしょうね。」



『 タコ助から、頼んでみれば？研修生じゃなくなるもよ。』



「 嫌です。」









LDHと繋がってようがなかろうが
私は、ここにいるべきじゃないと思う。


仮にも元嫁ですから。


それに……さっき、、、






初めて隆二に怒られた気がした。
“ いいからっ！！ ” と強めの口調を
私は、隆二から聞いたことなかったし……。







……まぁ、、、






会いたくないのもわかる……
私だって……会いたくなかったもの……。








『 ……聞いてる？ 』








今会ったところで
過去は変わらないわけで……

隆二は新しい人生をスタートしてるし
私だって……って思った矢先……これだもんね〜。


務めた会社が元夫の会社。



はい、積んだ。
出だし失敗もいいところだ。









『 おーい、タコ助ー。』








次の休みの日、もう一回職安に行ってこよ。
3ヶ月以内に新しい職を探して……
やっぱりパチ屋が1番かなー。
異動すればよかったかなー。









『 タコ助っ！！ 』



「 ……ん？ 」



『 ん？？じゃねーし！聞いてんのか？ 』



「 ん、、、あっ！！私のサバ食べたの！？ 」



『 美味かった。 』



「 しかも1番美味しいところなのにー！ 」



『 人の話聞いてねーからだろ。』









サバの姿焼きのど真ん中が綺麗に皮目まで見えた状態の私のサバ定食。



1番美味しいところなのに……っと思っていると急に肉の塊がすっぽり抜けたとこへと収まった。






『 これでいいだろ。サバ生姜焼き。』



「 え！？ちょっと！！塩焼きなのに！？ 」



『 いいから食え。んですぐ戻るぞ。』



「 …………。」



『 早く。』



「 …戻ってもすることあるんですかね。 」



『 俺はある。』









……なに！？









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