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隆二side
きらびやかに飾られた内装。
初めて脚を踏み入れた場所はこれまたきらびやかにセ ク シーなドレスを身に纏った女達は、まさに男の欲望を叶えてくれそうなところだ。
……来ちゃったよ。
初めてのキャバクラ。
……だって気になるじゃん、、、
研修生が、、、
その、、、
履歴書に書かなかった仕事なんて、、、
気になるじゃん、、、、。
綺麗に着物を着飾った女性は
俺を見るなりにこりと微笑んで
名刺を渡して来た。
俺も名刺だけ渡すと
ホールではなく仕切られた個室へと通された。
「 …………ここは? 」
『 この中から好きな子を選んでください。』
渡されたファイルは、これまた女の子の写真の数々で。
「 ……いや、お酒が飲めれば、、それで、、 」
『 ……夜のマッサージ希望ではないんですか? 』
「 え、、、いや、、、 」
『 冗談です。 』
ふふふっとお淑やかに笑ったママは、
俺の隣に腰をおろした。
初見で尚且つキョロキョロした俺を瞬時のうちに“ 慣れていない ”と判断したとのこと。
さすが……ママ……とでも言うべきなんだろうか。
『 ここは、ひとときの安らぎを提供しているだけですよ。とって食べようとする子はおりませんでのご安心を。』
「 そう、、ですか、、、。」
『 取って食べられたいなら、違うお店へどうぞ。』
「 いや、、そんな趣味ないっす。」
お淑やかに笑うママの気配りは最高にいい。
キャバクラというものの
高級クラブというのはなにかが違う。
って、、、今日が初の俺が何言ってんだって話だけど。
「 俺、ママに聞きたいことあるんだけど、、聞いていい? 」
『 どうぞ。』
「 マリンさんって人いる? 」
いなくなったのは知ってるけど
念のための質問。
『 お客様、残念、、もう辞めてしまったんですよ。』
「 マリンさんって、A Aって名前じゃ、、なかった? 」
Aの名前を出した瞬間、
ママは澄ました顔から一気に俺を睨みつけた。
「 あ、いや、、変な意味じゃなくて…俺の、、、 」
『 ………… 』
「、、、だん、、、友人です。ここにいるって聞いたもんだから、、 」
嘘も方便……そう思った俺は
とっさに友人になりすました。
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atok(プロフ) - リンクしてるの嬉しいです。口髭さんって(笑) さあこちらの隆二クンはどんな展開になるのか楽しみです。隆二クンが幸せにしてあげて欲しいな。 (2019年6月22日 1時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく拝見させて貰ってます(ハ〜ト) 川村君=壱馬に臣ちゃん預けて大丈夫かな(笑) 思わず深読みしてニタニタ(〃⌒ー⌒〃)∫゛しております! (2019年6月21日 15時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
tcknt(プロフ) - この公式の答えは…ムカムカ×ヤキモチ+嫉妬=俺‥未だ好きだわっ!!で正解!?(笑)…いつも隣に臣君が居るから嫉妬状態だよね~‥臣君と隆二君、直己さん、健ちゃんのつながりも分かったし…エレベーターではハッ!!って思ったけど…さぁ隆二君この後どーするのかなぁ♪ (2019年6月18日 9時) (レス) id: e3dd29dde3 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 隆ちゃん、どう動くか気になります(笑) (2019年6月14日 12時) (レス) id: c06ed09638 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - ママの話を聞いた隆二さんのこれからの動向が気になってしょうがない! (2019年6月10日 19時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛色 | 作成日時:2019年5月23日 22時