逃げ道は過酷なもの

残した跡 ページ34

貴女side









《 ねぇ〜ごめんって〜！！ 》




「 ダメ。」




《 ちょっとだけ入れてー！ 》




「 ダーーメッ！！ 」









スマホの電源を落として
ソファへと投げた。









あの後、あまりの腰の痛さと襲われて、、、、






初めて、、、その……
大人の歓楽街からタクシーで帰ってきた。






……かなり恥ずかしかったんだけど。






タクシーの運転手さん…笑ってたし。









ヤッて腰悪くしました。って言ってるようなもんじゃない……。









恥ずかしい……

シ て 意識飛ぶってなかったのに！！

……そりゃ、、、気持ちいいですよ！









「 あーーーー、、、 」









本当に……恥ずかしい、、、









「 あの独特な空間がダメなのよ… 」









淫 らそのものの空間は
演出もなにもかもそっちに向かわせるんだから！









……ピンポーン、、、









「 ……絶対に入れてやんない。」









“ 言わなきゃ、挿 れてやんないよ？ ”









昨夜の一場面を思い出して
かぁっと熱くなった顔を冷やすためへと
ベランダへと出れば、隣もガラリと扉を開けた音がした。









『 入れて。』









……っ！！









『 え？なんで顔真っ赤…… 』



「 う、う、うるさいっ！！ 」









“ 自分で 挿 れ て ”









昨夜、私の中に刻み込まれた
隆二の跡は、相当なものだ……。









『 お願い！家に入れて！なんもしないから！ 』



「 っ、、、うっさい！！ 」









．

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