Gray Zone4

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広臣side






今月の只今の売り上げも今日で、先月の売り上げ達成。



さすが俺だろ？






しかも先月の３倍。






これで大丈夫だろ。









『 あと一本だなー。頑張んねーと。』









開店前の店内に俺と隆二、岩子。


岩子は、清掃中。
隆二は、仕込み中。
俺は、丸氷作り中。









岩子
『 一本？ 』


隆二
『 おう、Aがあと一本って言ってた。』


広臣
「 マジ？ 」


隆二
『 俺の奥さんは、嘘を言いません。』








隆二に今子に電話して来てもらったわけだが……。









帳簿に載った……テナント料。





『 これがなければ、達成ですけどね。』って。




眼鏡を中指で押した今子。



そうだった……。
テナント料も倍になったんだ…。




『 あとAさんのお父様からで、純利益だけだそうなので。あと一本です。』




純利益だけ！？
トータルでいいじゃねーか……。



『 人件費、消耗品費、酒代、電気代、、、その他を考慮してもあと一本ないと先月には、及ばないですよ。』





隆二
『 オミー、俺給料このままがいいー。』

岩子
『 私もーー、あ、まだもらってなかった。』









給料下げるつもりはねーよ。






さてどうしたものか…


今日からが店の完全な売上…






今子
『 もうあれで行くしかないんじゃないですか？ 』


隆二
『 あれ？ 』


岩子
『 あれ……、、なら岩田くんも必要ですね。』


広臣
「 なんだ？ 」







女同士、顔を見て、、、
ため息をついた2人。








今子がパソコン画面を俺と隆二に見せた……。






毎日の酒等の出品数と合計売上……




隆二
『 ？？？？ 』


岩子
『 イケメンパワーですよねー。』




週末だから混んでるかと思ったが……、


スタッフ名まで書かれた今子の帳簿




売り上がりがいい日の出勤者。





俺、隆二、岩子……









岩田。









岩子
『 手伝ってくれるかな？ 』


今子
『 無責任なことしたから当然でしょ。』


岩子
『 む、無責任？あ、隆二さん言ったんですか！？ 』


隆二
『 え？俺！？言ってないって！！ 』


今子
『 ？？？？ 』









あいつの力を借りるのは癪に触るが仕方ねーか…。








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