Gray Zone３

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貴女side(岩子)









なんで家を知ってるの？って聞いたら、『 オミさんから聞いた 』って。






『 履歴書。』





なるほど……。





家に招き入れると、繋がれた手を指を絡ませながら離れた…。





キョロキョロと見回して私の部屋を凝視する岩田くん。
テレビの前に置かれた写真立てに止まった。



その写真立ての中には、某ランドのシンデレラ城の前でピースしてる元彼と私……。



外すの忘れてたー！！








『 ………… 』


「 ………… 」






ゆっくりと写真立てを手に取って……





『 ヤキモチ妬かせるのうまいね。』って。




写真立てから目を離すことなく、そう言った。





『 店の格好だってさ、別にミニスカートじゃなくてよくない？ 』


「 明日は、スーツのスラックスです。二種類あって…… 」





写真立ての裏面から金具を外し、写真を抜き取り、『 捨てるね 』って。




なにも入っていない写真立てを元の位置に戻してにっこりと微笑んだ。

それが妙に怖いというか……






『 ねぇ、、、 』






ゆっくりと近づいて来て、、、
私の腰に腕を回して…もう片方の手は、私の前髪を撫でならが、頬で止まる…。


顔を耳元に寄せて……







『 俺のだって、本当にわかってんの？ 』って。






低く冷徹な声が耳に響いた……。









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