Gray Zone３

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隆二side







『 浮気……しないでね？ 』



誰に言ってるんですかね？
俺、Aにしか興味ないのに。




『 お客さん、増えるから…綺麗な人も増えるんだろうね… 』




オミ目当てがね。




『 隆二さん、モテるから……。』




俺？まぁ……そこそこ？




「 ………心配？ 」


『 ……少し。』





同じベットで寝てるのに、なにをこの子は…心配してるんでしょうね。

俺の方が心配だらけなのに。






《 今子、モテるんだよ。 》



岩田のこの発言で、俺が心配しないわけなのに。




《 今子、仕事内容でしか判断しないから、若い奴らからの人望もあるし。ま、見た目重視の昔の人達には毛嫌いされてるっぽいけど。あとあのスタイルでしょ。女からの僻みも多い。》



同じ会社じゃねーのに、なんで知ってんだ？って聞いたら、、、



《 美人情報は、勝手に入ってくるんすよ。》って。







『 ……なに？ 』


「 綺麗だなーって思って。」


『 また…そんなこと言って…。』





クルッと、俺に背を向けたA。




しかたね、心配してる俺の奥さんにアレ渡すか…。


一緒に取りに行く予定だったんだけど、、
行けなかったから……






背を向けたAを後ろから抱きしめて、手を握った。




手を持ち、Aの顔の前に出した…






「 これで心配しなくてもよくね？ 」




Aの右手の薬指につけた細身のゴールドの指輪。
俺の指にも同じ指輪で。





『 ……右なの？ 』


「 左って、婚約中は開けとかなきゃいけないんだって。その後結婚指輪の交換が終わったら左に重ねるのが良いらしいよ。 」




詳しくは知らねーけど。ww




『 そう、、なんだ… 』


「 これなら心配しなくてもいいっしょ？ 」


『 ……うん。』


「 俺も心配しなくてすむし。」






いや、するけど。。







『 岩田？くんの彼女に惚れないでね？ 』


「 惚れねーよ。」


『 ほんと？ 』


「 ほんと 」






指を見て笑ってるA
俺の手に手を添えて、、、





あーーー、
顔緩んじゃって、可愛いーーー♡♡









岩田へ

ヤキモチ妬いてイジメすぎんなよー。ww
つーか岩田ってヤキモチ妬くのか？









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