Gray Zone３

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剛典side





オミさんからそんな連絡なんてない。





あったのは……





広臣明日から忙しくなるから、今のうちにやっとけ。





これだけ。








BLUE PLANETで働くって彼氏としては、心配だらけ。


天然のあの破壊力のある笑顔に優しさまで兼ね備えた隆二さんに、元ホストで女の扱いも手馴れて、顔面？全身から溢れ出す色気のオミさんと四六時中一緒なんて、耐えられないでしょ。




客だって、Aさん目当ての客も増えるだろうし……








働かせたくないのが本心。


なんだけど……






『 明日からAさんの為にも頑張らなきゃ！ 』って。






健気だよね。
知り合って間もないのに、他人の為に頑張るって。
ま、俺も飲みに行ってオミさんを助けるけど。





借りもあるし…。








BLUE PLANETとは、反対方向に足を進めると、やっと気付いたAさん。








『 あれ？BLUE PLANETに行くんじゃないの？ 』


「 オミさんから、今のうちにやっとけってことだけ。」


『 ……なにを？ 』


「 いいこと？ 」


『 いいこと？ 』






．







どうせほかの２人だって、そうでしょ。
BLUE PLANETが明日から忙しくなるんだから。





俺だって充電する。







.

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