16 ページ17
広臣side
『 Aさんに謝罪しなきゃ 』と言って俺の腕から出て行ったA。
今じゃなくてもいいじゃん…。
俺のガウンを羽織り、リビングのソファに腰を下ろし、電話をかけ始めた。
『 あ、もしもしAです。昨日は、ご迷惑をお掛けして、、、 』
……つまんねーの。
『 いえいえ、こちらこそ楽しかったですよww 』
……あーー、つまんねー。
『 今、なにしてるんですか？ 』
ソファの背もたれを跨いで、Aを後ろから抱き締めれば、電話の声まで聞こえた。
《 今、お見合いに行くとこ。》
『 え！？』
「 は？？ 」
《 もう若くないしね。》
「 ……場所聞け。」
『 あ、お見合いって、、どんなところでやるんですか？ 』
《 帝国ホテルって親に言われてる。》
帝国ホテル……了解。
隆二、昨日手ぇ出しときゃよかったものを…。
Aから離れて、隆二に電話を掛けた。
《 ……はい。》
「 帝国ホテル。」
《 ………zzzZZ 》
「 おい、寝るな 」
《 ………うー 、はい…》
「 お前の好きな奴、今日お見合いだってよ。」
《 …………は？ 》
「 帝国ホテルでお見合い。」
《 ……誰が？ 》
「 A 」
《 別れたのか！？ 》
「 いや、こっちのAじゃねー、お前のA 」
《 …………。》
「 おい、教えてやったんだ。感謝しろ……って切りやがったし！ 」
俺と隆二の電話が終わったと同時にダブルAの電話も終わったらしく、、、
『 この歳になると、余裕なんて女にはないもんね。』
「 まだ30じゃん。」
『 女には、賞味期限があるの！ 』
「 賞味期限？ 」
『 男にもあればいいのに。そしてら女と同様に焦るはずだよ。』
「 Aも焦ってんの？ 」
ま、処 女を俺にくれたくらいだし焦るよ。
『 焦るよ、、広臣さんとの子供だって… 』
「 子供？ 」
『 な、なんでもない！！ 』
なるほど…了解した。
「 A、出掛けるから服着ろ。」
何事も順序ってもんがあるだろ。
最初が順番違った俺らだし。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1058人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
1980no(プロフ) - やっとgrayzone��読み終わりました！今子やっぱり隆二さんが初めての相手←(//∇//)元カレのケンチさんって……キスのみって事？？信じられない！このお話からコメント始めた私(笑)新しいの更新されたみたいなのでお邪魔しに行って来ます�，悗離譽垢△蠅�とーございます (2018年1月8日 17時) (
レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
飛色(プロフ) - 1980noさん» 第３章でもコメントありがとうございます！！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: e8d784eb4b (このIDを非表示/違反報告)
飛色(プロフ) - Koiruneiroさん» 私の頭の中は、三代目、ゾンビ、たまに仕事で出来ております！ここまま突っ走ってもいいんですか！？ww暴走仕掛けたら止めて下さいね！ww (2017年11月16日 0時) (レス) id: e8d784eb4b (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 飛色さん» お帰りなさい(*´ー｀)ﾉ早速Grayzone3見てきましたよ(*^-^*) (2017年11月16日 0時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
Koiruneiro(プロフ) - 飛色さんの、頭の中見てみたいわー。ゾンピぷらすエ○。考えられない(*_*)そして、続々と飛色さんの物語に引き込まれる有り様な自分。いいd=(^o^)=bこのまま突っ走って下さい！！！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: a2840c445d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：飛色
| 作成日時：2017年11月5日 3時
