検索窓
今日:20 hit、昨日:3 hit、合計:740,009 hit

101 ページ5

広臣side







やっぱ忍者付箋持てんじゃねーか。





『 ………で、………だ。 』






しかも噂ってなんだよ……。






『 …………、わかったか…。』



「 わかんねー……。」





机に突っ伏した…。
噂って、なの噂だよ…。
A絡み?俺絡みか?





『 もう…1回、説明するぞ。 』



「 あ?あ、あ、…すいません。 」






俺の前の小林部長がため息をついた。
俺の契約の話をスラスラと話す部長、でも俺が考えるのは噂の方で。



















会社に来たついでに領収書を持ってAの元に向かった。





俺らの担当になったA。


経理部のカウンターには、やっぱり人だかり。
こいつら暇なのか?




カウンターの外から経理部の中を覗けば、岩ちゃんと…隆二がいた。





カウンターの扉を開けば、俺に背を向ける岩ちゃんと隆二。
その前には、地味じゃないA。








『 あw、お寝坊さんだww 』

『 ……その節は、どーも。』



「 どーも。Aさん、領収書。 」




何も言わずに、俺から領収書を受け取りファイルに挟んだ。





………怒ってんだよな?
俺の方を全然見ないA。






『 ……臣、見すぎ。』


「 あ? 」


『 隆二さんのですからね。今はね。』


「 何が? 」


『 A 』








会社で、名前呼び…
俺でも出来ないことをこの公衆の面前で簡単にやった隆二。






【 話 合わせろ 】








………。









なんの噂か、知らねーけど、、、









嫌に決まってんじゃん。








「 A 『 登坂さん書類出来てます!どうぞ!! 』





俺の声をかき消すように発した言葉。
書類の入った茶封筒を俺に渡したA。





「 どーも。」






それしか言えなかった。



Aの顔が『 変なこと言ったら殺 すぞ 』って言ってた気がした。こんな物騒なこと言わねー奴だけど。









俺だけ戻ってデスクで茶封筒を開けると中で銀色の塊。





茶封筒を斜めに傾けると、鍵が出て来た。







書類に貼られたアルパカの付箋。






【 荷物、持って帰って。】



















なぁ…俺に弁解の余地は、ないのか?








なんの噂かまだわかんねーけど、









Aを手放す気なんてないって








俺に言わせてくれ。








102→←100



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (418 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1384人がお気に入り
設定タグ:今市隆二 , 登坂広臣 , 三代目
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼香(プロフ) - めっちゃ面白い!続き早くみたいです! (2017年9月21日 12時) (レス) id: a6cd69aabc (このIDを非表示/違反報告)
臣あや隆 - 臣ちゃん頑張れ! (2017年9月21日 1時) (レス) id: 994817139a (このIDを非表示/違反報告)
みつは(プロフ) - す、すごいことになってますね!!一瞬何が起こったのかわかんなかったです(; ゚ ロ゚)誰のストーリーにいっても主人公ちゃんが幸せだといいなぁ☆更新ありがとうございます♪ (2017年9月20日 21時) (レス) id: c4c6affb29 (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - Σ( ̄□ ̄)!なんだ!?この展開わ!!!新しい!とーっても!新しい!!たーのーしーみーっ! (2017年9月20日 19時) (レス) id: 359b383617 (このIDを非表示/違反報告)
ちいたま(プロフ) - めっちゃ更新してるー!泣 ひーろお疲れ様!!私、ひーろの急展開好きすぎて、どーしょー!笑 (2017年9月20日 17時) (レス) id: 367a3ae914 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:飛色 | 作成日時:2017年9月9日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。