本当の君 ３

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隆二side





Aがいなくなってから１年。


俺の部屋には、まだAが使ってた物が残ってる…。






Aが『 家族に会ってくる 』って言った時に、無理やりでも止めてたら……。





離れることなんてなかった……。









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なぁ…A…


今どこにいる？






Aの好きな親友の臣、、




お局と別れたよ。




話聞かなくていいのか？









.









『 なぁ、あいつどこにいんのかな？ 』


「 臣も連絡なしか？ 」


『 彼氏に来てねーのに、俺に来るかよ。』


「 親友だから来るんじゃね？ 」





いつもの居酒屋で話ことは、毎回同じ。
お互いに転勤で月一でしか会わなくなった俺と臣。






ため息が出るタイミングが同じで、互いに少しだけ笑った。






『 おれさ、Aにバレたんだよ…お局のこと。』


「 だろうな。」


『 私の為って何！？ってすげー剣幕でさ、、、 』


「 俺にも愚痴ってた。」




やっぱり？なんて笑う臣、だけどすぐにその顔は、いつものクールな顔へと戻った…。





『 その後にいなくなっちまってさ…、 』


「 いや、俺も離しちまったからさ…、」







臣から連絡が来たんだ…
【 何があっても離すな。１人にするな。】って。








『 俺らって…無力だよな……。』


「 そう、、だな……。」









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警察に誘拐されたって言っても、信じてもらえず、、、
しまいには、『 ストーカー？ 』って言われるしまつで…。









『 親友なのに、、、なんにも知らねーなんてな…。』


「 俺より知ってんじゃん…。」









最初のこの飲み会は、【 A奪還計画会 】 だったのが




ただの【 励ます会 】へと変わっていった……。









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