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Aside
郵便受けの蓋が上がった時、恐怖でしかなかった。
お気に入りのハニカム柄の布が動き、扉１枚の向こうに誰かがいるのがわかった。
入って来れないはず……
それでも怖くて、洗面所から出られないでいた私に
また恐怖が襲ってくる。
ガチャッと鍵が開く音とチェーンロックがいとも簡単に外され、足音が聞こえる…。
洗面台と洗濯機の間に入れたことは、本当に奇跡で、
ただ震えてることしか出来なかった私。
『 A？ 』
そう呼んだ人を顔半分だけ出し確認すると、ニコッと目尻を下げた今市さんがいて…。
．
『 臣が開けてくれた。』
今市さんの家のソファに座り、買い物袋を漁る今市さんがそう言った。広臣も来てたの…？
『 気づかなかった？ 』
「 うん……。」
『臣がいなかったら、俺も入れてないんだけど。 』
「 そっか……。」
困った顔をする今市さんが『 ビール…ぬるっww 』なんて言って笑った。
テーブルには、真っ青な封筒から覗く写真…。
やっぱり今市さん…知ってたんだ……。
ってことは、ここにもストーカーが……？
私の視線に気づいたのか、真っ青な封筒と写真をぐしゃぐしゃにしてゴミ箱へと放り投げた。
『 ナイッシュー！！ 』
そう言って、ガッツポーズをした。
なんだろう…不思議…。
たぶん私を笑わせるためなんだろうけど…。
今市さんの笑顔って笑顔のお裾分けみたいに伝染して行く気がする。周りを幸せにしてくれる笑顔。
『 臣、犯罪だよねー。チェーンロックまで外すなんてさww 』
広臣がよく言ってた。
《 チェーンロックなんてあって、ないようなもんだから早く引っ越せ 》って
『 おかげで入れたんだけど、ね。』
「 じゃないと私、ずーっとあの狭い間にいたねww 」
『 …………。 』
「 ん？ 」
じっと私を見る今市さん…
「 どうし……… 」
いきなり今市さんに引き寄せられ、今市さんの腕の中におさまった私。
耳元で『 怖かったよな…。 』そう呟いた…。
『 俺が全部、忘れさせてやる…。』
「 解決してくれた方が嬉しいな…。」
『 任せろ。』
両頬に優しく触れ、今市さんの顔が近づき、唇が重なった……。
．
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涼香(プロフ) - めっちゃ面白い！続き早くみたいです！ (2017年9月21日 12時) (
レス) id: a6cd69aabc (このIDを非表示/違反報告)
臣あや隆 - 臣ちゃん頑張れ！ (2017年9月21日 1時) (レス) id: 994817139a (このIDを非表示/違反報告)
みつは(プロフ) - す、すごいことになってますね！！一瞬何が起こったのかわかんなかったです(; ﾟ ﾛﾟ)誰のストーリーにいっても主人公ちゃんが幸せだといいなぁ☆更新ありがとうございます♪ (2017年9月20日 21時) (レス) id: c4c6affb29 (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - Σ(￣□￣)！なんだ！？この展開わ！！！新しい！とーっても！新しい！！たーのーしーみーっ！ (2017年9月20日 19時) (レス) id: 359b383617 (このIDを非表示/違反報告)
ちいたま(プロフ) - めっちゃ更新してるー！泣 ひーろお疲れ様！！私、ひーろの急展開好きすぎて、どーしょー！笑 (2017年9月20日 17時) (レス) id: 367a3ae914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛色
| 作成日時：2017年9月9日 14時
