26話 ページ28
芥川「Aさん……何故っ!」
『僕は最初に言った筈だ。一週間経てば直ぐに探偵社に戻る。マフィアとは完全に関係を断ち切と。』
そう云うAの顔は、マフィアに居た時に増して冷徹な表情をしていた。
『僕はもう君の敵だ。一時的に仲間に戻っていたとしても、すこぉしは警戒をしておくべきだ。
……君は馬鹿だ。あの時から全く成長していない。』
それを聞くと芥川は悔しそうに歯軋りさせた。
それも見るとAは笑いを堪えるような素振りを見せる。
『ぷぷっ……あはは!ごめんごめん!焦らなくても芥川君は充分に強くなってるし……きっとこれからも成長する。其れこそ、僕なんて簡単に倒せるくらいにね?』
彼の表情は先程とは打って変わった純粋な笑みだった。
中島「A君っ……!」
『さて、そろそろ帰るかぁ。疲れたーー。』
太宰「……。」
(……治、やっぱ怒ってるのかなぁ。)
『治ー。僕、車椅子無いし異能発動しっぱなしだから、疲れちゃったぁ。』
太宰「……。」
『お、おんぶしてくれない?』
もういい歳してこんな事言うのは非常に恥ずかしい。
でも仕方が無いじゃないか!
太宰「嗚呼!勿論だ!さぁ、どんときた前!」
そう言いAに背中を向ける。
『はは、じゃぁお言葉に甘えて。』
背中に触れるとAは自然に異能が解除され、軍服からいつもの服に変わった。
『……ん……眠い。』
太宰「寝てもいいよ……ってもう寝てるか。」
Aは太宰の背中で眠りについてしまった。
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あずき(プロフ) - 夜さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるととても嬉しいです。……更新頑張りますねw (2017年5月2日 18時) (レス) id: e1f21a4d38 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白かったですよ!更新応援しています、長文失礼しました。 (2017年5月2日 15時) (レス) id: 0efd162ef6 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 今更なんだけど、みんなそんな強く言わなくてもいいんじゃ…気づいてなかっただけなんだから、「オリフラたってるから外しといてください」とかっていえばいいのではないのでしょうか。そんな強く言うことはないでしょう。そして、作者さんを挑発するのはやめた方がいい (2017年5月2日 15時) (レス) id: 0efd162ef6 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - すみません気づきませんでした。ご指摘ありがとうございます。 (2017年3月12日 16時) (レス) id: e1f21a4d38 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - 他の奴らも言ってっけど、オリフラは外さな。あ、別に消去されてもいいって言うんならそのまんまでもええけどw (2017年3月12日 15時) (レス) id: 162b78bfbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずき | 作成日時:2017年2月17日 0時