24話 ページ26
森｢……君の血はマフィアの物だとは思わないかね？｣
『……そうですね。確かに僕の両親はマフィアの者であり、僕も昔はマフィアに大きく貢献して来たつもりです。
……人も、沢山殺した。大罪人だ。』
彼の眼に光は無かった。
『……探偵社に入った治を見た時、ぶっちゃけ失望しましたよ。僕はあの人に夜のセカイでの生き方を教わったのにも関わらず、何故あの人は光の中に居れるのだろうか、と。
……でも、あの子が見たかったのは、きっと治みたいに光の中に居る僕なんだ……。』
そこまで言うとAは顔を上げた。
『僕の身体が不自由になった今、貴方は昔のように僕を首領の後継人として見る事はできない。
……それに、僕がマフィアを抜ける……人を殺さないのは一生を持っても償えない責めてもの罪滅ぼしだ。僕は誰かを救いたい。』
そう言う彼の眼は、余りにも光りに満ち溢れていて、
森｢＿例えそれが、後に君を蝕む物だと、分かっていても？｣
その言葉に彼は、
『勿論、その為なら如何なる物でも捨てます。』
天使の様な笑みを見せた。
誰も彼を、殺人鬼とは思わないのだろう。
仮面の下は誰にも見せられない。
歪みきった彼の心は、きっと狂気そのものなのだから。
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あずき(プロフ) - 夜さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるととても嬉しいです。……更新頑張りますねw (2017年5月2日 18時) (
レス) id: e1f21a4d38 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白かったですよ！更新応援しています、長文失礼しました。 (2017年5月2日 15時) (レス) id: 0efd162ef6 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 今更なんだけど、みんなそんな強く言わなくてもいいんじゃ…気づいてなかっただけなんだから、「オリフラたってるから外しといてください」とかっていえばいいのではないのでしょうか。そんな強く言うことはないでしょう。そして、作者さんを挑発するのはやめた方がいい (2017年5月2日 15時) (レス) id: 0efd162ef6 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - すみません気づきませんでした。ご指摘ありがとうございます。 (2017年3月12日 16時) (レス) id: e1f21a4d38 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - 他の奴らも言ってっけど、オリフラは外さな。あ、別に消去されてもいいって言うんならそのまんまでもええけどｗ (2017年3月12日 15時) (レス) id: 162b78bfbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2017年2月17日 0時
