悪女にハメられた女の子はあの人の妹

29 ページ31

.



『っ赤司くん…みんな・・・！』




花巻「…キセキの世代・・・！？」




松川「なんでこいつらがこんなとこにいんの？」




岩泉「今日第二体育館を借りる高校があるって昨日言ってたような…」




及川「…それより、証拠はあるってどういうこと？

それに、君たちは関係ないよね？」




青峰「おい、お前ら俺の大切な兄妹を可愛がってくれてるみてぇじゃねぇか」




東條「っ兄妹…！？」




黄瀬「俺たちの大切な子を虐めた罪は、重いっスよ」




及川「…いじめた？茜ちゃんはAに散々傷つけられた。

だから俺たちは、茜ちゃんを守ってきた。


虐めたのはAだよ」




紫原「もういいんじゃない〜？

こいつらほんと、捻り潰したくなるんだけど」




緑間「あぁ、もう出してもいいのだよ」




赤司「A今録音してたやつは持っているかい？」



『…うん』





私はみんなの前で、今日の昼休みの会話を流した。



その録音していた会話を聞くなり、次第に顔を歪める３年生達。





『…これで分かりましたよね』




東條「っ違う…！これは私の声じゃない…」




青峰「どう考えてもお前の声だろーが」




黄瀬「それで、あんたのファンもいたんスよ

ほーんと、こんな酷い子たちが惚れた奴はどんな奴かと思ったら…

カスみたいな男っスね」




及川「…茜ちゃんと俺のファンはそんなことする人じゃない

なにかの間違えでしょ」




『証拠があるのにまだそんなこと言ってるんですか』




赤司「残念ながら俺たちは目撃者だ。

そしてAの脚と腕にあるアザはその子達に付けられたもの」





私はジャージをまくって、腕と脚を見せた。



自分で見ても痛々しいほどのアザ。

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す