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ヒーローってこういうことを言うのかなって
呑気に考えていた。
「お、治くん…!?」
治「ほんまに懲りひんのな、ツムになんか
言われとったやろ」
本当にタイミングが良く現れた宮治くんに
女子は勿論、私も驚いた。
前私が女子に責められていたときは、宮侑くんが
助けてくれて、今回は宮治くんが助けてくれて
助けてくれる人がいることが凄く嬉しい。
治「なぁ、Aちゃんに何言うたん?
自覚って何の話や」
「それは、」
治「嘘ついても後々分かるで」
宮治くんの圧をかけるような言葉に、後ろについて
歩いていた女の子が暴露した。
私に直接言葉を投げかけた張本人は、必死に
弁解しようとしているが、宮治くんの顔は
見たことないほど冷たい。
『いや、もういいよ。私は大丈夫だから』
そろそろ始業のチャイムが鳴るだろうし、この
空気をどうにかして良くしたくて声を搾り出す。
治「俺がAちゃんと一緒に帰ったのは
俺が好きでそうしたんや。ほんまに、次はないで」
いつもよりも饒舌なその言葉は、女の子達を
脅かすには丁度良かったみたいで、私に一言
ごめん と謝ってから、教室に入っていった。
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よっこ - 私治推しで、いつも心がキュンキュンし過ぎて痛いぐらいです。更新楽しみに待っています。頑張ってください! (2018年12月17日 20時) (レス) id: 273bf3e3fa (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 梨菜さん» コメントありがとうございます(^^)私自身が治推しなので書かせてもらってます!笑。喜んでくれたら嬉しいです(/ω\) (2018年12月15日 18時) (レス) id: d8084100e2 (このIDを非表示/違反報告)
梨菜(プロフ) - 初コメ失礼します!治の小説って侑より全然無いんでめっちゃ嬉しいです!これからも更新頑張ってくださーい! (2018年12月15日 18時) (レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん | 作成日時:2018年12月15日 7時