にろちゃんとあんな事【二口堅治】

＊にろとお風呂 ページ23

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『い、いい！？絶対目瞑っててよ

私が浸かるまで瞑っててよ！！！』




「分かったからうるさい」






にろが目をつぶったのを見計らって、チャプン とお風呂に浸かる。



ザザーッ とお湯が溢れる。






「入った？」



『うん』






鏡で見なくてもわかる。今の私の顔が真っ赤だって。



なんなの…もうなんなのさ！！この状況！



目の前にはいつもよりも色気が一億倍増したにろ。






『…君の顔見てるだけで逆上せそう』



「…意味わからん」






…にろカッコイイのな。



てゆーか、私の目線は何処へ向ければいいのかな！？



にろと向かい合わせになってるから、前を見ればにろがいるし、下を見るのも…ね




まぁ入浴剤のおかげでお風呂の中は見えないんだけども。







『って、おい！お前どこ見てる』




「…いや？お前胸でかくなったなって」




『しね』







わかってたけど。もうやだこいつ。



そしてにろの足は、私のお腹を触る。



ピクッ となってしまうのは仕方ないよね！？変態って言わないでね。お願いします






『…ちょっとやめてくれるかな』




「感じてんの？いやらし〜」




『お前がいやらしいわ』






いい雰囲気にならないのは、私のせい。

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