にろちゃんとあんな事【二口堅治】

＊にろとバレンタインデーキッス ページ17

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いよいよやってきました。２月１４日。


バレンタインデーキッス♡です。




料理出来ない系女子の私は、昨晩夜中の２時までずっっと作ってました。


おかげで軽く メイク しても ヨレヨレ、眠過ぎの中で作ってたから味の保証もない。



もう オワタ( ･ω･ )/


料理出来ないやつがいきなりお菓子作って、味見なしで彼氏に プレゼント するとか…ほんと鬼畜だね。かわいそうに。。




「はよ」



『おはようございます二口氏』



「…なんか今日顔ぶっさ」



『』




何も言えない。面と向かって ぶっさ とか言っちゃうこいつの神経な。


お前のを作ってたせいで眠れなかったんだよ クソが！！




そして教室に入ると、そこはもう私の知っている２年Ａ組ではなかった…。




「おい！俺には チョコ ねーのかよ！」



「あ、チョコ 作ってきたから交換しよ、」



「うわぁすごく美味しそう…」




静かなのは青根くんしかいなかった。



女子は タッパー とか袋を持って歩き回ってるし、男子は 俺のは俺のは、？とか言って女子の跡つけてるし。




「『バレンタイン こわ。』」




「で、俺の チョコ は？」



『あーはいどうぞ』



「…え、お前が作ったの！？」



『ハイ、そうでゴザイマス』




おいにろ！！やめろ！！その ゴミ を見るような目を！！




『ごめん、味の保証ない』



「だろーな。

ま、さんきゅ」




にろはそう言って、私の前髪を掻き分けて私のおでこに キス をした。




『こ、ここ！教室！！』



「…いい加減そんくらい慣れろよ」




誰も見てなくてよかった…バレンタイン ありがとう…。

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