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55話 あの日 グロ注意 ページ22

あの事件の日。私は宗方単体に裏山に連れてこられた。


村)あの、話ってなんですか??

そう聞くと、彼女はある一点を指差した。そこには木に括られたロープの輪と踏み台。まさかと思い背筋が凍った。


宗)見て分からない??あんたはここで死んでもらうよ。

村)そんな・・・!!

真っ青な顔な私を裏腹に宗方は鼻で笑って言った。



宗)ていうかあんたみたいな人間が生きてたって誰も悲しんではくれないでしょ。むしろ喜んでくれる人しかいないんじゃないの?何の取り柄も無くて、この学園に居場所なんてないくせに。それなのに死にたくないだなんて馬鹿じゃない??笑わせんな。

そう言うと、私の髪を引っ張り木の前まで歩かせた。


村)いたっ。やめてくださいっ・・・!

宗)いちいちうるせえんだよ!!あ”ー!もうイラつく!!もういい!直接お前を殺してやる。

腹を蹴られて、少し私がよろめき倒れた時だ。ブレザーのポケットの中に何か硬いものが入ってることに気づいたのだ。

ポケットの中を見ると、普段自分がリスカ用に使っているカッターナイフが入っていた。


幸い宗方の方も木の枝に縛ららていたロープを解いており後ろを向いていた。


その時私の中で何かが切れた。



村)死ぬのはあんただよ。宗方。(ボソリ)

宗)は?ぐふっ!!


私は持っていたカッターで宗方を突き刺していた。
それも何回も。何回も。


肉の潰れる音がし、大量の血飛沫が飛ぶ。


そして気づいたら、宗方の目は虚になりピクリとも動かなくなっていた。







私は何故かその際、人を殺したことの恐怖も罪悪感も感じなかった。


その時感じたのは、ようやく自由になれるという開放感だった。

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イルマ - チェシャ猫さん» ありがとうございます!そうおっしゃっていただきとても嬉しいです。私も山南ちゃんがゲームをしているシーンを書くのがすごい楽しかったです!こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございました! (2019年1月13日 18時) (レス) id: 0f62e64c41 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!待ってたかいがあって、いいお話でした!一番好きなのはやっぱり山南さんがゲームしてるシーンですね(笑) 素敵な作品をありがとうございました! (2019年1月13日 18時) (レス) id: 0582223455 (このIDを非表示/違反報告)
イルマ - チェシャ猫さん» いえいえこちらこそ。私の書いた小説を読んでくださり誠にありがとうございます! (2019年1月8日 6時) (レス) id: 0f62e64c41 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - イルマさん» ああぁぁあぁ!ありがとうございます!とてつもなく嬉しい限りです!!待ってました!!最後まで必ず読みます!応援しています!! (2019年1月8日 0時) (レス) id: 0582223455 (このIDを非表示/違反報告)
イルマ - チェシャ猫さん» コメントありがとうございます。更新を長らく待たせていたこと申し訳ございません。でも私はチェシャ猫様のコメントを読み、この小説だけは最後まで書き上げなければと途轍もなく遅くなりましたが気づきました。どうか、最後まで暖かい目で読んでいってください。 (2019年1月7日 16時) (レス) id: 0f62e64c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルマ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年2月27日 15時

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