世界は嘘で溢れている 【番外編】狂気じみた猫 下巻 【ハイキュー】【悪女主】

50話 理解不能 宗方side ページ17

宗方side

初めて参加したゲームイベント。正直言ってめんどくさい。



なんで気持ち悪いゲーマーやオタク達に笑顔振りまかなきゃいけないのよ。うっざ。


まぁでもこのメインイベント適当に済ませれば帰れるし。帰ったら帰ったでこのゲーム機売りさばいてデータ消して捨てるなりなんなりしておくか〜。会社の連中には適当にごまかしておけばいいし。このイベントの為にずっとゲーム徹夜でやらされてたから肌ボロボロで最悪なんだけど。


あーあ。そういえばゲームで思い出したわ。あの女。山南の奴どうしてるんだろ。この前SNS見たらアカウント消えてたしどっかに引っ越してゲーマーやめてるんだろうな。ま、興味ないけど。


と心の中で思いながらイベントを進めていたらいつの間にかメインイベントになっていた。



司会者が適当に対戦相手選んでるけど、私からすれば誰でもいい。だってみんなファンコミュとかで叩かれてゲームやギルドの居場所なくなるのが嫌でみんな手抜いてくれるしね。


まぁ案の定さっきの奴らは手を抜いてくれたけど、今対戦してるこの女なんなのよ。何様のつもり？

みんな絶対に手を抜いてきてると思ってたのにこの女は本気で私を潰そうとしてきてる。


その女から放たれる私に対しての敵意と圧に圧倒され、私は手も足も出ずにいた。



そして結果は案の定ボロ負け。10万ポイント以上の大差で負けた。


宗)(ふざけんなよ。この女、絶対に潰してやる。)



私はその気持ちを隠し張り付いた笑顔をその女に向けたのだった。

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