バカで女子力がないマネージャーの日常 番外編【ハイキュー！！】 【青葉城西】

恋しましょ！ その5 ページ33

15分後


金)冨樫さん遅いな。


金田一が腕時計を渋い顔で見る。


相当心配なんだな。



貴)先生に事情聞かれてんだろwすぐ帰ってくるって。・・・ほら、噂をすれば！


校舎を指差すと、そこには傷一つなくカバンを持って優雅に歩く鈴音の姿だった。


金)冨樫さん！！


鈴)金田一！Aも！ゴメンねー。遅れたわ。あいつらしつこくてさ。本当、ゴキ並みの生命力だわwまぁ、片手でまた関節技決めといたけどw



金田一が鈴音に駆け寄ると、鈴音の顔が嬉しそうに綻びる。


もうこいつら本当にお似合いだな。ここに私がいれば邪魔モンになるから早く去るか。



貴)鈴音ー！私、ちょっと今日お母さんにスーパー寄ってこいって言われてるから先帰るぞ！


鈴)え！？今！ちょっ！Aっ！



慌てて追いかけようとする鈴音。

ま、追っかけたって無駄だよな。鈴音は武道や格闘系強いけど球技と走るのと水泳全然ダメだし。


すると、金田一が鈴音の肩を掴んだ。


鈴)ちょっ！金田一！？


金)冨樫さん。今日は一緒に帰りませんか！？

鈴)へ！？そ、そうだね！



2人は顔を真っ赤にしながら、校門を出た。



貴)頑張れよ。お二人さん。


近くの電柱の影でスーパーの袋を提げて、2人を見ながら呟いた。

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