なんで私に冷たいの!?【我妻善逸】

作ったんだけど ページ4

ふん♪ふん♪ふん♪
今日は朝から機嫌がいい。
何故かって？勿論、善逸のお弁当を作っているからである。

『玉子焼きに〜ミニハンバーグに〜たこさんウィンナーに〜ミニトマト〜!ご飯はふりかけをかけて〜っと……………………………完成!!』

たったらーん♪
おーべんとうー♪(ドラ●●もん風)

なかなかの出来じゃない？
いける。いけるわこれ。
善逸……………また美味しいって言ってくれるかな？いや、さすがにないか｡だって、あの冷たい善逸だし。


「A〜そろそろ行かないと遅刻するわよ〜!」
『あぁうん！今行く〜!!』

あいつに期待するだけ傷つくから、やめておこう。
そう思って私は家を出た。


「あ、おはよう〜镜音さん」
『おはようモブA君』

「おはよう镜音さん!」
『おはようモブB君。元気だね〜』

クラスメイトと挨拶を交わしたあと私は自分の席に着く。
善逸………は風紀委員の仕事がある為まだ教室にはいない。
なんか毎回凄いボロボロで帰ってくるから、皆心配している。
のに、我がクラス担任 冨岡義勇はぶん殴り続ける。PTA!!PTA!!
こんなことを考えているうちに善逸が教室に帰ってきたようだ。
今日も安定のボロボロ。素晴らしい｡
そして炭治郎君が服の汚れなどを落としてあげる。優男、長男、素晴らしい｡今なら話せるかな？

『善逸〜』
「あ？何」
「あっAじゃないか!おはよう!どうかしたのか？」
『あぁえっと、昨日言ってたお弁当作ってきたんだけど、はいコレ』
「っ!?……………あっそ、じゃ貰う」
『…………そう』

あっそって………そんな言い方ないんじゃない？せっかく作ってあげたんだからありがとうぐらい言えよ！
礼儀だろゥ!?!?!?れ・い・ぎ・!!

「へぇ〜Aは善逸にお弁当を作ったのかぁ大変だろう？凄いなぁ!」
『へっ？……いっいやそんな大変じゃなかったし……むしろ楽勝だし？』
「そうなのか!?ならもっと凄いぞ!いやぁ俺は大変で大変で……」

いや何を言っているんだ自分は。
確かに大変ではなかったけど、楽勝ではなかったぞ。嘘つくんじゃねーよバカ!!てゆーか炭治郎君気づけよ!

「何1人で百面相してんの？」
『ご、ごめん。席着くね』

はぁ………最悪。善逸は冷たいし。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「やばい………可愛い。炭治郎、あれ可愛すぎじゃない？」
「ならもっと素直にならないとな」

しかし2人がこんなことを話しているとは知らなかった。

作者より→←お弁当

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す