なんで私に冷たいの!?【我妻善逸】

体育祭>>2 ページ17

とりあえずマイクだけは持ってる｡
うん､だって放送係だもんね｡
でもさ､善逸にお姫様抱っことかさ死ぬんだけど｡周りの目線が…………痛い｡

『ちょちょっと!!善逸!?下ろしてよ馬鹿!!』
「は？借り物競争なんだからいいでしょ」



確かに｡




『でもさでもさ!!お姫様抱っこはないでしょ?!』
「うるせーなー黙っとけよ」
『…………………へい』




そのまま何も話さず､ぶっちぎりの1位でゴールした｡




『はい｡ゴールした善逸さんのお題はなんですかっ?』
「……………ん」



言いたくないのか書かれた紙を突き出してきた｡
なんなのほんとに｡




『…………えーっと?……自分が…可愛いと思う……女子………?』



「「「キャー!!!!!!!!!!」」」





可愛いと思う女子ぃぃぃぃいい!?!?
はァ！？私なのぉ!?!?!?!?


『えっへっ？ェェエエ工!?!?』
「じゃ俺戻るわ」


そして真っ赤なゆでダコのようになった私を置いてそそくさと戻って行った｡



私も放送席へと戻るが


「よォよォ……派手に青春だな」
「うむ!とてもよく思われているな!」


と煉獄先生＆宇髄先生に言われ



「凄くかっこいいね彼氏!!」
「いいなぁーあんな彼氏!!」



と周りからはカップル呼ばわりされた｡





『………………もう嫌です……………』







全部全部!!善逸に振り回されて…………カップル呼ばわりされるし!?
この前だって…………無理矢理キスしてきて!!ぬぁあああああ!!!!!!!!!!





『善逸の馬鹿野郎ぉぉぉぉお!!!!』

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