努力するから愛される⑥ (ページ5)

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影③ ページ5

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佐久間の一言、阿部の反応で全てが繋がり、思わず走って外に向かう。

日頃からよく周りを見てる佐久間も何かに勘づいたようで俺の後をついてくる。

阿｢舘さん！？佐久間！？｣

深｢とりあえず阿部ちゃん！翔太達呼んで！！｣

ふっかと岩本さんもすぐに後を追ってくるのがわかる。

佐｢舘様！どうしたの！？｣

宮｢気になることがある。｣

佐｢…。それでも、ちゃんと説明しないとわかんねーよ。｣

後ろから聞こえる佐久間の苛立った声にドアに伸ばしかけた手が止まった。

佐｢今この状態で、皆が出ていってもいいことはない。

Aを1人にしておくことなんてできないでしょ？｣

上からドタドタと翔太と目黒が下りてくる音が聞こえた。

目の前には心配そうなメンバーの顔があって、柄にもなく焦ってしまったなと反省した。

『翔太っ！涼太っ！りょーくん！』

音で目が覚めたのか辛そうな顔で階段を下りようとしているAが目に入り、我に返る。

渡｢A！？危ないからそこ動くな！？｣

目｢あ！｣

翔太が止めるのも聞かずふらふらの体で階段を下りるAは案の定躓いた。

目黒が急いで階段を駆け上り、Aを支える。

それでもAは嫌々ってしながら俺の目を見て言った。

『りょった行かないでっ。』

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