努力するから愛される⑥ (ページ18)

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目｢康二。｣

向｢めめ…。｣

目｢何でAのこと嫌いになったの？｣

俺の部屋にノックもせずに入ってくるめめ。

いつもなら嬉しいねんけど今は避けなあかん。

向｢疲れとるから明日でもええ？｣

そういえばめめはそれ以上踏み込まないことを知っているからそう口にする。

目｢うん。ゆっくり休んで。｣

そう言うと、優しい笑顔でドアを閉めてくれた。

一人になると寂しくて辛くて、視界がにじむ。

阿部ちゃんともラウとも付きおうとるんなら俺は言うべきなんか？

それでも何か話せば傷つくのは皆なんや。

暗くなってきた部屋の中で机においていた携帯が光る。

それだけで怯えてしまう自分が嫌やった。

またAを傷つけなあかん、皆を傷つけなあかん。

そう思うと怖くて、ここ一ヶ月くらい誰にも抱き着けてないし、

避けてるから気をつこうてくれとんかわからんけどいつもより距離を感じて

ストレスが溜まっていってた。

優実私の前でAに嫌いって言ってその後グループ抜けてって頼んで。

携帯を見た瞬間、息が止まる。

それだけは、どうしてもいえへんかった。

やって今日大好きって言ってくれた相手に、大好きな相手にどうして…。

優実Aだけじゃない。ラウも亮平も康二のせいで傷つくんだよ?

この人は本当に俺が出来ひんことばっかりを言ってくる。

その後続けて送られてきた住所は、

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あのファミレスやった。

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